パパに家事参加してもらいたいという方は多いのでは?

でも実際のところ、「パパは仕事で疲れてるし…」「パパは家事が苦手だし」なんて遠慮しているママもいるかもしれません。内心、「周りはやっているのにどうしてうちだけ…?」なんてイライラしてしまうこともありますよね。

そこでパパが育児参加するためのコツを、二人のカジメンが家事を始めたきっかけを元にご紹介します。

家事をはじめたきっかけ

今回、お話を伺ったパパは、カジメンのAさんとNPO法人tadaima!の代表理事である三木智有さん。早速、二人に家事をはじめたきっかけを聞いてみました。

カジメンAさん(以下、A)「子どもが小さければ小さいほど、父親が育児に参加することはとてもむずかしいものです。そこで、育児を助けるために、『自分のできることをしなきゃ!』と思い立ち、家事をするようになりました」

三木智有さん(以下、三木)「うちは共働きなので、妻だけでなく僕も家事をやらなければなりません。

かつて結婚前に同棲中、妻が持ち込んだピンクの洗濯かごがビジュアル的に好きではないことを伝えると、妻が『洗濯をやらない人に文句を言う権利はない』と言われたんです。その通りだなと思い、洗濯を始めたのが家事をはじめたきっかけでした。

後に団体を立ち上げ、ご夫婦から色んなお話を聞く中で、家事を協力してやられている夫婦は信頼関係が高いなと感じたのも、家事を積極的に主体的にやろうと思ったきっかけです」

家事参加のモチベーションとは?

ずばり、家事参加のモチベーションはどこにあるのか聞いてみました!

A「とってもシンプルですが『褒められる』よりも『ありがとう』と言われると嬉しいものです。男はいたってシンプルだと思います。コミュニケーションの中で、感謝をちゃんと口にするだけでまったく変わると思います。

また、掃除・洗濯・洗い物・料理などを『どうやったら最短で終えられるか?』とロジカルに考えると楽しくなりました。掃除に関しては、ビフォーアフターで変化する快感があったと思います」

三木「家事は、毎日楽しくてワクワクするものではありません。でも、Instagramで毎日幼稚園に通う娘のお弁当を作ったり、料理を作ったりするときの『タイムトライアル』を行って自分で楽しんでいます。

例えば『今日は〇時までにシチューを作るぞ!』と投稿して宣言をし、自分で時間に制約をかけて挑戦しています。予定時間よりも早くできたとなるとモチベーションが上がります。

またそうした投稿に対してコメントなどでリアクションがあるとさらにモチベーションが上がります」