子どもの進級、進学や就職が決まり、そろそろ新生活の支度を……というお母さんたちも出てきたこの時期。お金やモノの心配も尽きないでしょうが、心の準備は進んでいますか?
子育ての次は子離れ。親が口出しする回数は、段階を踏んで減らしていきましょう。これも可愛いわが子の成長を願えばこそ! です。
今回ご紹介するのは、子どもの自立を阻んでしまう、子離れ下手なママの特徴です。
いつまでも「ママ」と呼ばせている
まだ子どもが小さいうちは、「お母さん」ではなく「ママ」と呼ばせているご家庭が多いものですが、それにしても随分長いこと「ママ」で通していませんか。
子どもが大きくなってきても、自分のことをママ、ママ…と呼ばせているようなら、子離れ下手の可能性高め。
外出先であっても自分のことを指して「ママはね」なんて話したり、大きな息子から低い声で「ママ」と呼ばれても違和感がなかったりしたら、若干危ない傾向です。
もちろん、インターナショナルなご家庭の場合はこの限りではないのですが、一般的な日本の家庭育ちで「ママ」は……、微妙。
呼び方一つのことですが、変えてみると気持ちの切り替えもつくのではないでしょうか。
出かける前に忘れ物チェック
子どもが出かける前に、「忘れ物はない?」「○○は持ったの?」なんて、いちいち声をかけるのが習慣になっていませんか。
これは、先回りしすぎてしまう過保護ママが言いがち。子ども自身が準備しようとする機会と意欲を奪ってしまっています。
かわいそうでも、本人が痛い目に遭った体験こそ、「もう、絶対に忘れない!」と誓うきっかけになるのです。
うっかり忘れ物をしてしまっても、工夫して乗り越える知恵も育てたいですよね。もしかしたら、今後の人生で役立つのはそっちのほうかもしれません。
子どもの「冒険」に反対する
子どもが将来の夢を話したり、進路の相談をしたりした時、かける言葉がいつでも否定や反対から入っていないでしょうか。
相談しても親の価値観を押しつけられただけだった……という子は、ずいぶんいます。
わが子の冒険を応援できないお母さん、意外と多いです。子どもが目の届く範囲内で行動することを望んでいるきらいはないか、自分の心に聞いてみて。
その子の生き方はその子本人が決めること。親にできるのは「アドバイスを送る」ことであって、決定権は本人にあるはず。
いろいろな意見は言っても、「最後は自分で決めなさい」と背中を押せるようでありたいですね。