後悔しない、「旅」のルール
旅の予約ができたら、最後にもうひと工夫。旅のあいだの約束をつくってみましょう。
旅の前後は、仕事も家事も詰め込みがち。お金も大きく動くので、前後に節約をする人もいるでしょう。また、いざ旅に出ると食事や睡眠のリズムが崩れて、親子の体調管理が大変です。
というように、旅によってかかるストレスや生活のひずみが意外とばかになりません。
せっかく思い切って休みを取って出かけた旅なのに、終始叱りっぱなしだった!では、本末転倒。
旅に出かける前に、夫婦であるいは子どもと、旅の間だけ有効な”ちょっとした約束”をするだけで、回避できるトラブルやイライラがあるんです。
たとえば我が家は、夫と二人で
・旅の間は、「むり!」と言わずに、なんでも挑戦する
・旅の間は、ママとパパはぜったいにケンカをしない
・旅の間は、「抱っこ~」と言われたら100%応じる
・旅の間は、とにかく子どもたちを、めちゃくちゃ笑わせる
というような約束をして出かけたことがあります。旅の間だけというのがミソで、数日間のことですから、約束する方も気楽です。
長男4歳・次男2歳で沖縄に出かけたときの約束は「抱っこ~と言われたら100%応じる」でした。
まだまだ抱っこが恋しい4歳と、歩くのがままならない2歳。
当時、正直言って我が家の外出時の悩みは「抱っこがツライ!」でしたが、6泊7日の旅の間だけ頑張ってみよう!と、夫と二人で抱っこ100%で頑張ってみると、なんと抱っこが楽しくなってきました。
「え~大変だな~」と思って抱っこをするのではなく、「はい!抱っこ、了解っ!」と、ポジティブに抱っこをすると、不思議とそれほど大変でもないんですよね。
さらに、なぜか子どもたちも「抱っこ~」という回数が旅の間にみるみる減っていきました。
もちろん、日常でずっと続けることはできないのですが、旅の間だけと約束するだけで、旅は楽しくなりますし、日常で感じていたことすら違って見えるのだから不思議です。
今年も、もうすぐ夏がやってきます。
子どもにとって、0歳の夏は一度きり、1歳も、2歳も…。いまの年齢で感じられるその季節は一度きりです。
みなさまにとって、今年も素敵な夏になりますよう!