息子のスペックは“健康から○○へ”

もちろん赤ちゃんのころは、スペックは分かりません。ただひとつ、健康だけがスペックでした。だから、どんな彼女でも息子のもとに来てくれたのなら、ありがたいしうれしいと思っていました。

しかし保育園や幼稚園、小学校に入り、そこで息子の成績・スポーツの才能・ルックスなどのスペックが高いとわかってくると、母の目は厳しくなってくるのです。

投資した金額が大きい場合

習い事をたくさんさせた・塾でたくさん勉強をさせた・病弱でいつも病院に通っていた……そんな場合も厳しいママになります。

それはかけた金額を何としてでも回収しようとする心理から。回収とは「いい娘さんと結婚して幸せに暮らしてね。そしてお母さんに親孝行してね」です。わかりやすく言うと「カネ掛けたんだから変な女にホイホイついていくな。母さんがその女をチェックするよ」というところでしょう。

彼パパのほうがスペックが高い場合

厳しい姑タイプになります。息子に対し、恋愛の気分になることが判明しました。ほとんどのお母さんは息子に恋愛と同じ感情を持っていますが、とくにこの場合「パパより劣ってるのはかわいそう」と同情、恋愛、保護の感情が動きます。

スペックの高いパパはほっておいても問題なしですが、息子がパパ以下のスペックならなお愛しくなります。

怖い姑ママ・フレンドリーママに分かれる分岐点は?

その分岐点は「小学校」です。息子のスペックがはっきりと分かってくるので、ふさわしい彼女と付き合ってほしいと思いはじめるのです。

そして次にやって来る分岐点は「思春期」です。本格的に恋を始めたときにいっそう、彼ママは厳しくなるでしょう。「ここまで育てたのだから」と思うようになり、おかしな女ではないか、息子のお金を食い尽くさないかチェック。ですからオシャレや美容にいそしんでいる女性は脱落です。

ママがそう育ててきたように、「息子の健康を害さない」彼女かどうかも重要。
きちんとした食事を食べさせているか(肉体的健康)、息子が安らげるか(精神的健康)もみています。外食に行きたがったりコンビニ弁当が好きだったり、そんな食事に気を使わないような女性はダメですし、息子を振り回して疲れさせるような女性も、もちろん論外です。