「女は会話好き」といわれますが、夫との会話が少ないと不安になったり、寂しく思ったりするものですよね。
将来、仮面夫婦にならないためにも、夫との会話が少ない原因を探ってみましょう。そして、その解決策についても知り、ヒントにしてみてはいかがでしょうか。
今回は、パートナーシップコーチの森田亜矢子さんに教えていただきました。
どうして夫との会話が少なくなるの?
子育て中、「最近、夫との会話が少ない…」と感じるとき、どんな原因が考えられるのでしょうか? 森田さんは次の3つを挙げます。
1.子育てに関する知識の情報格差
森田亜矢子さん(以下、森田)「子育てに関する知識については、一般的にママの方が圧倒的に豊富になり、情報通になります。
ですから、夫婦間で情報格差が広がり過ぎてしまって、夫が妻の話についていけず、受け流すようになってきてしまっていることが考えられます」
2.新たな話題がなくなりマンネリ化
森田「夫婦は、生活を毎日共にしているのが一般的。
朝起きて夜寝るまでの一日の生活がパターン化してきていて、いつも同じようなとりとめのない話はするものの、新鮮で面白い新たな話題がなくなってきている可能性もあります」
3.妻の夫に対する興味が薄れてきている
森田「妻のほうに原因があるケースです。
妻の頭の中が、家事育児でいっぱいいっぱいになっていて、夫の仕事や生活への妻自身の興味が薄れてきているということも考えられます。
こうなれば、当然、夫との会話の頻度も減ってしまうでしょう」
夫との会話を増やすポイント!
そこで森田さんに、それぞれの課題に対して、夫との会話を増やすポイントや解決法を教えていただきました。
1.「子育てに関する知識の情報格差」への対策
●優先順位が高い順に話す
森田「仕事から帰ってきたと夫に、どばーーっと堰を切ったように話してしまうと、夫に『あ、うん…』と受け流されるパターンにはまりこむリスクがあります。
話は、重要情報の優劣をつけることがポイント。『相談したいこと』→『共有したいだけ』→『つぶやきたいだけ』のように優先順位が高い順に話し、夫のお疲れ具合によって、今日はここまで、と切り上げるようにしても良いかもしれません」
●夫の「受け流し」が習慣化しないようにする
森田「『あ、うん…』の受け流しが日常化してしまうと、夫も妻の話が始まった瞬間に受け流しモードに切り替えてしまいます。
いずれ妻の堪忍袋の緒が切れて『ちょっと!私の話、ちゃんと聞いてるの!?』と爆発してしまいかねません。とにかく受け流しが習慣化しないように注意しましょう」