どれも可愛くて、一式でそろえるとテンションが上がりそう! 我が子の好みのものを一緒に選んであげたくなりますね。
入学前の悩みはこれで解決!
そしてイベントでは、入学前にママたちが抱えるよくある悩みについて、解決策が紹介されました。
中でも、登壇していた小学館「Hugkum」編集者で2児の母でもある村上奈穂さんからは多くのアドバイスがされました。
読み書きよりも「遊びこむ」ことが大切
小学校に行く前には、読み書きや数がわかるなどの“先取り勉強”をしないといけないと思うかもしれません。でも村上さんによると読み書きよりも「遊びこむ」ことが大切だといいます。
村上奈穂さん(以下、村上)「低学年は“遊びができる子”が強いです。親は子どもが夢中になることを止めず、遊びの中で上手く学ばせてあげることが大切。それによって非認知能力(※2)が育ちます」
※2 非認知能力…IQなどで測れない力のこと。例:目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力など
<参照>すくコム NHKエデュケーショナル「世界で注目される非認知的能力って?」
入学前に親ができることは?
また、村上さんは、親はが子どもが小学校に上がる前にどんなことをすればいいのか具体的に教えてくれました。
村上「早寝早起きなど、生活の基本を作ってあげること。また子どもの好きなことを伸ばしてあげる、探してあげる、自信をつけてあげることも大切です。
焦らなくてもいいので、子どもにしっかり向き合ってあげること。毎日お風呂で“ぎゅー”タイムを設けるのもおすすめです。親自身も癒されますし、幸せホルモンが分泌されて、親子で信頼関係も構築できます」
さらに、入学後に心がけると良いことについては、次のことがアドバイスされました。
村上「こまめに学校に足を運び、先生と接点を持ったり PTAの活動に積極的に参加したりするといいです。プリントに重要なことが書かれていることが多いので、すぐに目を通し、重要なプリントは写真を撮っておくのもおすすめです。ママ友との情報共有も大切にしましょう」
小学校入学前にママたちがよくぶつかる悩みTOP3は?
そして村上さんに、小学校に行く前にママがよくぶつかる悩みのTOP3とその解決策をアドバイスしていただきました。
1.勉強についていける?
村上「お子さんのペースで学べば大丈夫なので、焦る必要はありません。入学前にひらがながかけなくても、授業でしっかり学べるので安心しましょう」
2.お友だち付き合いは上手にできる?
村上「子どもには子どもの世界があります。親は介入せず、見守りましょう。親は常に“聞いてあげる姿勢”を持って、子どもが自ら話すことにしっかり耳を傾けてあげてください」
3.先生や他の親との相性や付き合い方が不安
村上「先生も一人の人間。人間同士の付き合いと考えましょう。気を遣いすぎる必要はありません。また、教師はサービス業ではありませんので、先生にいろいろなことを求めすぎてもよくありません。先生と一緒に子どもを見守る、くらいの気持ちで付き合っていきましょう」
いかがでしたでしょうか。小学校に行く前の準備はしっかりとしてあげたいものですよね。まずは一覧のグッズを一通りそろえるところからスタート!
そして入学前の悩みも、今回アドバイスされたことをヒントにして、親子一緒に笑顔で元気に入学式を迎えましょう!
【取材協力】楽天ママ割
中井歩(なかい・あゆみ)さん
カラフルキャンディスタイル マーケティング本部 部長(「カラフルキャンディスタイル」楽天市場店)
小学3年生の男の子を持つワーキングママ。同社マーケティング本部部長。自らの子育ての悩みや苦労から得た経験と、働くママとしての視点を活かし、商品企画・マーケティングに奮闘中。
村上奈穂(むらかみ・なほ)さんプロフィール
小学館 第三児童学習局 こどもデジタル室 「HugKum」編集者
『CanCam』『Oggi』などの女性誌でファッションを担当後、産休・育休を経て「子供に関わる仕事がしたい!」と児童学習局へ。保育雑誌編集を経て現在は子育てパパママのためのウェブサイト「HugKum(はぐくむ)」を運営。2児の母。