最初に5分の足ほぐしで、全身がぽかぽかに
ロッカーに荷物を預けてスタジオに入ると、落ち着いた和の空間が広がります。全面畳張りで、壁際には石が敷き詰められ、日々、時間帯によって光の色を変えているというLED照明は、そこにいるだけでリラックス感が。大都会・新宿にいる気がしません…!
用意されているマットにあぐらをかいて座ると、プログラムがスタートします。このマットや足首に巻くバンド、昼寝のときに目の上に載せるアイピローにはすべてチタンが練り込まれていて、ストレスや緊張を和らげる効果が期待できます。
プログラムは
(1)不調改善セルフマッサージ
(2)眠りの瞑想
(3)20分間の集中仮眠
の3部構成に。セルフマッサージでは、足指をまわしたり、足裏のマッサージをしたりと、普段酷使している“足”をケアします。
足裏の上部分=上半身、足裏の下部分=下半身に関するツボが集中しているそう。たとえば、目や胃腸周りのツボがあるのは足裏上部です。足指や土踏まずをマッサージした後は、自分が不調だと感じる部位にアプローチするツボを押します。すると次第に全身がぽかぽかとして、血が巡っていくのを感じました。
集中的に眠ったら、午後の「仕事集中」が叶った気がした
続いて、スムーズに入眠する睡眠誘導のための「眠りの瞑想」に入ります。マットの上に横たわって初めて、天井が鏡張り(!)になっているのに気づきました。仰向けの自分を見る機会があまりないので、どこか新鮮な印象があります。
照明も落とされ、“夜”の雰囲気になったなか、目の上にアイマスクを乗せて眠る体勢を整えます。インストラクターの穏やかで、耳にやさしい声を聴いているうちに、頭と体がゆるんで、いい塩梅で脱力していくのを感じていました。
そうこうするうちに、インストラクターの声が遠くなり、ウトウトしかけます。おそらく、数分間は眠っていたと思います。つい仕事のことを考えてしまい、完全に眠ることはできなかったものの、一定の時間はふっと“落ちて”いたようです。
目覚めると若干の爽快感がありました。午前中にガーッと集中して、体がこわばったり緊張状態が続いたりしたとき、午後の仕事に思いっきり集中したいときなど、「30分」であれば昼休みを使って来ることができます。着替えの必要がないのもうれしい!
最後に私個人の感想を。この日の午後は、仕事中にムダなネットサーフィンをあまりすることなく、いつもよりも仕事に集中できた実感がありました。
寝不足のあまり、集中力が低下している、パフォーマンスが下がっていると感じる方は一度、パワーナップを体験してみてはいかがでしょうか。