28,899匹 ―― ネズミ捕獲のギネス記録

今から50年ほど前にスコットランドで誕生したメス猫・タウザーは、生涯に28,899匹ものネズミを捕まえてギネス記録保持者となっている。ウイスキー蒸留所でウイスキーキャット(麦をネズミの害から守るための猫)として飼われていた彼女は、ネズミ獲りの腕にすぐれ、見せに来たネズミを職人がカウントしていくうちに3万匹近い数字になったという。

すでにスコットランドでは衛生上の観点からウイスキーキャットは廃止され、タウザー自身も1987年に他界した。だが人々は彼女の残した功績を大いに称え、蒸留所には立派な銅像が建てられている。

14.82歳 ―― 飼い猫の平均寿命

日本ペットフード協会が公表している統計資料「平成26年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の平均寿命は14.82歳。これは犬の平均(14.17歳)とほぼ同じで、前年と比較して犬猫ともに横ばいだ。

猫の年齢を人間にあてはめる計算式は、生まれた最初の1年で18歳まで成長するものとして、2年目で24歳、その後は1年ごとに4歳加算していくのが目安(諸説ある)。つまり猫の14.82歳は、人間でいえばおよそ75歳。日本人の平均寿命に近づきつつある。

また、同じ統計資料によると、完全室内飼いの猫は平均寿命が15.69歳、外に出る猫は13.19歳と差が生じている。猫の2.5歳は人間のおよそ10年間に相当するため、やはり愛猫を家の外に出すことは、確実に寿命を縮める要因になっているようだ。

マイナス97万円 ―― 犬派と比較した猫派男性の年収

2014年に発表されたネットアンケート結果によると、自分を犬派と答えた男性の年収は平均561万円、猫派の男性は平均464万円になったそうだ。猫派男性のほうが100万円近く年収が低いという衝撃的なデータは話題を呼んだ。

ただしこれは学術調査ではなく、あくまで民間企業が実施した1つのアンケート結果という点に注意。サンプル(回答者)に偏りはなかったかどうか、統計的に有意な差があるかどうかは明らかにされていない。女性の場合は逆に猫派のほうが高い年収になっていることからも、結果を鵜呑みにはできないだろう。

とはいえ犬派・猫派で年収額を比較調査しようという発想は非常におもしろい。ぜひ正式な研究チームを組み、ホントのところを調べてみてほしいと思う。