パパたちよ、1日30分の家事に”時短”は必要か!?

いま「時短家事」が多くのお母さんの中で取り入れられています。

時短家事は「調理」の時間を短くするだけでなく「洗い物」や時には「配膳」(調理器具がそのまま食器として使えたり、おしゃれな鍋でそのまま食卓に出せたり)の時間まで短縮することができます。

普段時間がなかったり、子どもの相手をしながらバタバタと家事をする人にとっては、ぜひとも学びたいスキルです。

パパ向けの家事講座などを開催しても「食器洗いが大変だから、簡単にできる時短家事が知りたい」なんてパパたちもいます。

しかし!

この時短家事は1日30分ほどしか家事時間のないパパにとってはあまり効果的ではないと思っています。

何も頑張って、30分しかない家事時間を15分に短縮する必要はないのです。

講座などで時短家事だけを学んだところで、妻に「こんな方法教わったよ」と妻のワザになるのがオチだろうと思うのです。

時短すべきは”家族の家事時間”

男性も家事や育児に関わることに、抵抗感がなくなってきた昨今(抵抗感がないのと主体的に関わるのとはまた別の話ですが…)ですが、まだまだ家事が苦手だったり、実際にやったら妻に怒られた、なんて話も多い。

そんなパパたちにぜひ知ってもらいたいのが、「家事ってなんで大変になるのか」ということ。

まずはこちらの図をご覧ください。

※家事分担の意識と現状2011より抜粋

まずは①の図。

夫も家にいる時間が長いほど、家事に費やす時間が長くなる、というグラフです。

そして②の図。

問題はこちらです。夫が家にいる時間が長いほど、妻の家事時間も長くなっているのです。

夫が家にいれば30分家事をガンバるんだから、妻の家事時間は30分短くなったっていいはずなのに、むしろ長くなる!

この不条理はいったいなぜ起こるのでしょうか。