舞台「AZUMI 幕末編」への意気込みを語った川栄李奈

 舞台「AZUMI 幕末編」の公開舞台稽古が11日、東京都内で行われ、出演者の川栄李奈、浅香航大、渡部秀、演出の岡村俊一氏ほかが登場した。

 本作は、小山ゆう氏の人気コミック「あずみ」の舞台版。今回は時代を幕末に移し、刺客として育てられた主人公の少女あずみ(川栄)が、兄の駿介(渡部)や坂本龍馬(浅香)らと共に新たな時代の幕開けに挑む姿が描かれる。

 今回が初舞台となる川栄は「他の人の舞台は見てきたけど、“自分が出る”というのはあまり考えたことがなかったのですごく新鮮」と笑顔を見せ、「(自分は)全然まだまだだとは思うけど、日々勉強しつつ頑張りたい。いい形で千秋楽を迎えられたら」と意気込みを語った。

 そんな川栄について演出の岡村氏は「覚えがとてもよくて殺陣もほぼ2週間で全部覚えた。AKB48の総選挙では(自己最高で)16位までいったと聞いたけど、今演劇では1位を取れると思います」と太鼓判を押した。戸惑いつつも照れ笑いを浮かべた川栄は「本当に頑張ります」とさらに気を引き締めた。

 AKB時代は“おバカキャラ”で通ってきた川栄だが、会見中は真剣そのもの。報道陣から「幕末が舞台ですが、坂本龍馬は…」と歴史に関する質問をされそうになると「でも、今回は稽古が始まる前に坂本龍馬のDVDを見たので大丈夫です」と先回りして答え、笑いを誘った。

 舞台は、11日~9月24日、都内、新国立劇場中劇場で上演。