ついに当日、COOKとご対面!
いよいよキッチハイク当日。指定されたマンションの一室に到着すると、小窓からなにやらカチャカチャと音がします。うう緊張する……勇気を出してインターホンを押すと、優しい笑顔で出迎えてくれたのが、今回お世話になったフィリピン人のジェリコさんです。
さっそくお宅におじゃますると、すでに料理の準備中。今回自分がオーダーしたのは「LECHON KAWALI」という豚肉料理です。
作り方はなんとも豪快! まず大きな豚の塊肉を、醤油、にんにく、玉ねぎやローリエ、それと秘密のスパイス(これはジェリコさんのお父さん直伝のレシピなんだそう)などを入れた漬け汁に漬け込み、十分に味が染み込んだところで、油で揚げていくというシンプルな料理。
ここで驚いたのが、揚げる前に豚肉を冷凍庫に入れてひと晩凍らせ、それを凍ったまま揚げていくこと! こうすることで、カラッとクリスピーに揚げられるのだそうです。ただその分、中までしっかり火を通さなければいけないので、20分ほどじっくりと揚げていきます。うーん、こういう調理法は、日本では聞いたことがないかも。
ちなみにジェリコさんは幸いにも日本語を少しお話できる方でした。でも、英語と日本語が入り交じっていても、なんとか会話できるものですね(自分は「このポークをコールドしてそのままフライ? オ~~」程度でしたが、気合いで通じていたと思います。ジェリコさん、ありがとう!)。
料理しているあいだも、お互いのことや食材についてなど、もともと人見知りな筆者でも驚くほど話がはずみます。そもそも「おいしいものを食べたい」「おいしいものでもてなしたい」というでっかい共通項があるからか、初対面でも緊張せずにコミュニケーションできるのかもしれません。ジェリコさんと一緒に住んでいるパウロさんも合流し、いよいよ料理が完成!