舞台「MORSE-モールス-」の制作発表会が25日、東京都内で行われ、出演者でジャニーズWESTの小瀧望、水上京香、田中健ほかが出席した。
舞台の原作は、スウェーデンの作家ヨン・アイビデ・リンドビストが2004年に発表した小説「LET THE RIGHT ONE IN」。これまで海外で映画化、舞台化もされた話題作が日本で初めて上演される。
主人公オスカーを演じる小瀧は、初めて単独で主演舞台を務める。「決まった時はうれしさで頭が真っ白になった後に、ものすごいプレッシャーが襲ってきました。舞台はお客さまに伝えるということが大切だと思うので、オスカーの苦悩やいちずな愛というものをしっかりと表現したい」と意気込みを語った。
19歳で座長を張る小瀧、舞台初出演でヒロインを演じる水上というフレッシュな二人に対し、田中は「二人とも清潔で透明感がある。19歳で座長はすごい。稽古をしっかりやって、本番は自分をさらけ出すしかない。合言葉は『さらけ出し』でいきましょう」とエールを送った。
小瀧は、演じるオスカーの12歳という年齢設定について「難しいと思いますが、僕が12歳だったころの心情を思い出して。ツヤのある声や透明感のある肌を意識して、若さを取り戻してがんばりたい」と語り、笑顔を見せた。
小瀧は、田中をはじめ、高橋由美子などとの共演について「皆さん目上の方ばかり。僕は末っ子気質なので、皆さんの懐に入って甘えさせてもらいたい」と語ったが、座長という立場に戸惑いもあるようで「打ち上げの食事代などはどうすればいいのか…」と語り、笑いを誘った。
ジャニーズWEST初の単独主演については「メンバー全員、おめでとうと言ってくれた。W主演で座長経験のある桐山(照史)と神山(智洋)に振る舞い方などを聞いてみようかなと。メンバーは当然見に来るでしょうね! 来ないと怒ります」と語った。
舞台は11月13日~12月6日に都内、東京グローブ座、12月9~13日に大阪、シアターBRAVA!で上演。