Hey!Say!JUMPのコンサートツアー「Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2015 JUMPing CARnival」が12日、神奈川県横浜市の横浜アリーナで行われた。アルバム『JUMPing CAR』を引っ提げた本コンサートツアーは全国7都市、22公演が行われ、27万人を動員した。

 公演前には取材が行われ、八乙女光は「僕の地元の宮城から始まって、いいスタートでした」とツアーを振り返り、大活躍を見せたラグビー日本代表の話題を振られると「(横浜アリーナに)JUMPがトライします!」とにやり。薮宏太も「僕たちも一致団結しなきゃ」と続けた。

 山田涼介は「今年は、24時間テレビやレギュラー番組など、いろいろな場面でJUMPのメンバーを見る機会が増えたのでは。グループの幅が広がったなと思います」と笑顔で語り、「充実の1年。グループへの愛が強くなりました」とグループへの思いを語った。

 コンサートではアルバムにちなみ、「CAR」、そして「カーニバル」を意識した演出が。自動車工場をイメージしたセットについて山田は「セットは何度もやり直して完成した」とこだわりを語り、八乙女も「ファンタジーを作る過程をイメージした作りになっている」とコンセプトを説明した。

 その言葉通り、公演はファンタジックなストーリーのオープニング映像からスタート。マントをたなびかせた姿から、「ウィークエンダー」で実際にメンバーが現れると会場は大歓声に包まれた。

 アルバムのリード曲「JUMPing CAR」では、ハンドルや車輪を持ったメンバーが1台の車を作り上げるダンスで会場を魅了。Hey!Say!BEST、Hey!Say!7それぞれの曲はもちろん、ユニット曲も披露した。

 知念侑李、中島裕翔、高木雄也、伊野尾慧の「ペットショップラブモーション」は、4人がそれぞれネズミ、ウサギ、犬、猫に扮(ふん)してキュートに見せ、山田、岡本圭人は山田が作詞を担当した「3月14日~時計」というバラードをしっとりと聞かせた。有岡大貴、八乙女、薮は、DJプレー&ラップを盛り込んだ「UNION」で新たな一面を見せた。

 また、山田が「サビの振りは簡単なので、ぜひ一緒にやってほしい」と語っていた21日発売のニューシングル「キミアトラクション」も初パフォーマンスし、多いに盛り上がりを見せた。

 アンコールでは、トロッコでスタンド席にもメンバーが登場。トロッコが通れない部分には歩いていくなど、9人のファンを思う気持ちにあふれた演出に、ファンも最後まで大声援を送った。