きちんとケアしているつもりでも、自分ではなかなか気づきづらい、体の“ニオイ”。
ある日突然、子どもや家族から「くさい」と宣告されてしまったら、やはり内心穏やかではいられません。
年齢を重ねるにつれ、ますます気になる体のニオイ。その原因と対策をまとめてみました。
生活習慣が大きく影響
中高年以降になると体から発せられる「加齢臭」。
その原因はおもに、皮脂腺から分泌される「パルミトオレイン酸」と、加齢とともに増える「過酸化脂質」が結合し、「ノネナール」というニオイ物質が発生するためだといわれています。
ストレスの多い生活や疲労の蓄積などのほか、内臓機能の衰え、新陳代謝が低下することでも、体臭は強くなる傾向に。
また、肉類・乳製品などの動物性脂肪を摂り過ぎると皮脂線の活動が活発になり、過酸化脂質も増えるため、それがニオイのもとに。
さらに、お酒やタバコ、コーヒーなどの刺激物の摂取、特にタバコは、体内で分解されにくい物質が多く含まれており、それが強い体臭の原因となります。
人間の体臭は3タイプ!
人間の体臭はおもに「脂質系」「タンパク質系」「糖(炭水化物)系」の3タイプに分けられます。
体の中から発するニオイには、汗などの分泌物や便や尿などの排泄物、鼻や口、足のニオイなどさまざまありますが、それぞれが“体内の変化”を示しており、健康状態を判断するバロメーターになるのだそうです。
脂質系の体臭は「ストレス」が関係していることが多く、タンパク質系の体臭は「肝臓」の健康度、糖系の体臭は「血液の循環」と関わりがあります。
そのため、これらの点をケアしていけば、ニオイの緩和や軽減につながることが期待されます。
今現在、自分や家族のニオイが気がかりな方は、ぜひ次のような対策を講じてみてはいかがでしょうか。