3. 離れて暮らしながらの介護は可能? 見守りサービスとは?
離れて暮らしている息子・娘世代が、親のすべての介護をしようと思うととても大変です。
「現在は、シニア世代を社会全体で支える時代だと考えるようにしましょう」というのが介護士からのメッセージ。介護保険制度を上手に利用して必要なサービスを受けながら自分らしく生活できるように支えましょう。
「とはいっても、何をどうしていいかわからないのが現状だと思います。そのために、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネージャーがいます。大いに頼って助言をもらってください」とのこと。
見守りサービスを利用するのも、離れて暮らす家族にとっては有効な手段です。
急な発作を起こしたときに押すボタン(緊急通報装置・ペンダント型無線発信機)の貸し出し、民生委員やボランティアの方が定期的に声掛けサービスを行ってくれるサービスなどがあります。
4.親と都会で同居ってどうなの?
いざとなったら、自宅に親を引き取る覚悟はできているという方も多いと思います。もちろん、離れて暮らすことを考えれば、お互いに安心できると思います。
「しかし、住み慣れた土地を捨てて都会に来た場合、孤独感を味わってしまう方も多いようです。住み慣れた場所で近隣住人との良好な関係性がある場合は、見守ってもらったり、話し相手になってもらうのも有効な手段でしょう」。
一方、同居するようになった場合でも、「親が新たな環境でのコミニティで社会交流を作れるように、働きかけることを忘れないようにしましょう」。
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