ドラマ「遺産争族」の主演を務める向井理

 テレビ朝日系連続ドラマ「遺産争族」の制作発表記者会見が15日、東京都内で行われ、出演者の向井理、榮倉奈々、余貴美子、室井滋、板谷由夏、鈴木浩介、岸本加世子、岸部一徳、伊東四朗が出席した。

 このドラマは、遺産相続問題が勃発する大家族に“ムコ入り”した研修医が、人間の欲望うずまく相続の世界に巻き込まれていくさまを描く。

 院内の出世争いに興味がなく、自ら“闘わない医師”を宣言する主人公・佐藤育生を演じる向井は「欲にまみれず闘わないヒーローということで、新しいヒーロー像ができれば」と意気込みを語り、キャラクターの濃い親族に囲まれ「僕の役はさわやか担当だと思っているので、皆さんがやればやるだけ目立っていければと思います」とアピールした。

 23歳で早くもバツイチとなってしまった出戻り社長令嬢で、育生と出会い結婚を決意する河村楓役の榮倉は「バツイチのじゃじゃ馬娘ということで、天真らんまんに、破天荒に楽しませていただいています」と笑顔を見せた。

 向井と榮倉はこれまでたびたび共演してきたものの夫婦役は初めてとなり、向井は「明るく天真らんまんで可愛い一面を初めて見せてもらっています。物理的にも精神的にも近いので、新鮮でドキドキしながらやっています」と印象を語った。対する榮倉は「闘わない男ではあるのですが、すごく頼もしいです。強烈な家族に向かってくれる向井さん演じる旦那さんはとても素敵です。背が高くて格好いいです」とべた褒め。

 また、写真撮影の際には舞台となる大家族が経営するカワムラメモリアルの推定資産と同じ本物の10億円が登場し、向井自ら1億円のパックを開封した。1000万円の束、100万円の束と崩されていく様子にキャスト陣も大興奮で、向井は「もし争わないでもらえるなら宇宙に行ってみたい」、榮倉は「人のものなら怖いけどもらえるなら欲しい。家を建てましょうかね」と夢を描いていた。

 ドラマは10月22日午後9時から毎週木曜オンエア。