『地雷と少年兵』 ©Danish Film Institute

1位:『地雷と少年兵』(10月23日上映)

満足度:90.7

<項目別5段階評価平均点>
俳優:4.7
ストーリー:4.6
音楽:3.8
演出:4.7

第二次大戦直後、デンマークの海岸に埋められた無数の地雷の撤去に敗残のドイツの少年兵が駆り出される。憎きナチス兵ではあるものの、戦争を知らない無垢な少年たちの姿に指揮官の心は大きく揺れ動き……。実際にデンマークに残った200万個の地雷の処理に900名もの命が奪われたという史実を元にしたヒューマンドラマ。

「率直に戦争の残酷さを感じた。こういう事実があったと知れただけでもよかった」(47歳・男性)

「題材がよく、このテーマを選んだ監督が素晴らしい」(22歳・女性)

「いつ地雷が爆発するかわからないという緊迫感が素晴らしい。役者も個性的で、少年兵たちは子供らしさを残しつつ、死と隣り合わせの姿に胸を突かれた」(23歳・男性)

「善悪の彼岸に置かれる人間が描かれており、よかった」(49歳・女性)

100点満点をつける観客も多かった本作。デンマークにおける戦後処理という日本ではあまり知られていない史実を扱いつつ、人間の善悪、本性に迫るようなヒューマンドラマ、地雷処理というサスペンスフルな展開と複数の要素が見事に絡み合い、高い満足度を叩き出した。結末についての感想の声も多数!

なお本作は10月27日にもバルト9で上映される。

いかがでしたか?
「ウレぴあ総研」では、映画祭会期中、終演後の劇場前にて満足度調査を実施中! 引き続き、各日にちごとに「コンペティション部門」を対象に、順位を発表していきます。みなさまの熱いコメントや感想、お待ちしております!