5位:『FOUJITA』
満足度:83.6
<項目別5段階評価>
俳優:4.4
ストーリー:3.6
音楽:3.7
演出:3.5
僅差でトップ5にランクインした『FUJITA』は、『泥の河』『眠る男』など海外でも高く評価されている小栗康平監督の10年ぶりの新作で、画家“藤田嗣治”の姿を描いたオリジナル作品。「藤田という人物とその背景(時代・国)の融合が、とても崇高に描かれていました」という声のほか、藤田を演じたオダギリジョーの演技にも称賛の声が!
4位:『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』
満足度:86.1
<項目別5段階評価>
俳優:4.4
ストーリー:4.4
音楽:3.7
演出:4.7
4位は、75分という短い時間で描かれたサスペンスドラマ『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』がランクイン。平凡なはずの主婦がたどる運命と絶望的な行動が描かれた驚愕の作品です。「短い時間を感じさせない濃い内容でした」「登場人物の情報も多すぎず少なすぎず、見ている側も考えながら見ることができ、ハラハラしました」と、スリルを味わいたい人にオススメ!
3位:『ニーゼ』
満足度:88.8
<項目別5段階評価>
俳優:4.3
ストーリー:4.2
音楽:3.8
演出:4.4
第3位は、実在した女性精神科医を題材にした『ニーゼ』。当時人間扱いしない精神病院に着任した女医が、勇気を持って男性社会の壁と戦うさまが描かれています。「人を人として扱わなくなっている現代の社会にあって、とても考えさせられる感動的な作品でした」など、主人公の勇ましい姿に感動する人が多数いました。
2位:『地雷と少年兵』
満足度:90.7
<項目別5段階評価平均点>
俳優:4.7
ストーリー:4.6
音楽:3.8
演出:4.7
2位は、実際にデンマークに残った200万個の地雷の処理に900名もの命が奪われたという、史実をもとにしたヒューマンドラマがランクイン! 100点満点の回答が何人も続出した本作には「率直に戦争の残酷さを感じた。こういう事実があったと知れただけでもよかった」「題材がよく、このテーマを選んだ監督が素晴らしい」といった絶賛の声が多数寄せられました。
1位:『神様の思し召し』
満足度:96
<項目別5段階評価>
俳優:4.8
ストーリー:4.3
音楽:4.3
演出:4.3
栄えある第1位は、イタリアで脚本家として長くキャリアを積んだエドアルド・ファルコーネの監督第1作。妻との仲が冷え気味、腕利きだがやや傲慢な心臓外科医の主人公が、ある人との出会いによって人生そのものが変わっていく姿を描いたコメディタッチのヒューマンドラマです。笑えるシーンはもちろん、「『それぞれで生きていきなさい』というメッセージを感じました」などメッセージ性溢れる感動作です。
いかがでしたか?
2015年の国際映画祭「コンペティション部門」全16作品の満足度ランキングは以上になります。コメディからヒューマン、ホラーにサスペンス、社会派ドラマ……。ジャンルもさまざま、それぞれ持ち味があって、どれも気になってしまいますね!
「ウレぴあ総研」のランキングはこちらとなりますが、あなたの“マイ・ベスト・ランキング”はいかがですか? 一緒に探してみたら、またあらたな楽しみが増えそうですよね!