親としての考えを持つことが大切

女の子がおしゃれに興味を持つことは自然なことですし、悪いことではありませんね。

総体的に女の子は、美しいものやかわいいものが好きです。

筆者のスクールでは、3歳の女の子でも、アクセサリーに興味を持ったり、かわいい髪留めを喜んで見せてくれたりします。

筆者のスクールのお母さん達は、無制限に許すのでもなく、「ダメ!」と完全に禁止してしまうのでもなく、おしゃれをしたいという女の子の気持ちに寄り添いながら、それぞれの判断基準に従って制限を設けて許しているようです。

メイク・ネイルはOK ピアスはダメ

筆者自身も、メイクやネイルは、すぐに落とすこともできますし、お休みの時ならまったく問題ないと思っています。

お正月やお祭りなどで、リップを塗り、髪をきれいに結ってもらって、ウキウキした記憶は筆者にもあります。普段できないことだから記憶に残り、良い思い出になるのだと思います。

また、筆者のスクールでは、子ども達を毎年キッザニアに連れて行っていますが、そこでのお仕事体験でも、美容部員は女の子達に人気があります。

コットンを使ってのお肌の手入れや、ネイルなどを真剣にやっている様子は、とても微笑ましいです。

でも、ピアスはダメです。

確かに、子どもでもピアスをさせる文化もありますが、ピアスは自分の身体を傷つけることになります。そのことをしっかり伝えてほしいと思います。

4歳児のママが言っていたように、ピアスホールを作る費用やその時の痛み、一度開けたら手入れをしないと化膿したり、臭くなったりする。

ピアスをしていると洋服の着脱時にひっかかるなど、子どもには対処できないことがほとんどです。子どもにはメリットなどまずないのです。

また、今回、パパから「タトゥーは絶対ダメだぞ!」と念押しされたママもいたようです。

欧米では完全にファッションになっていますが、日本では広がらないでしょう。

施術の痛みや費用、飽きたり後悔しても簡単に消したり取り換えられない、タトゥーの持つイメージなどを考えると、小さなタトゥーシールなどで楽しむ方がずっと得策ですね。

皆さんの家庭ではいかがでしょうか?

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」