例外? 東京ディズニーリゾートの場合
しかし、こうした年間パスポートの基準レートを超えている施設がひとつあります。それは、東京ディズニーランドとディズニーシーです。こちらはワンデイパスポート6900円のところ、年間パスポート59000円とかなり割高です。ランドとシーを共通利用できる年間パスポートだと86000円ともっと高くなりますが、こちらも便利度は高いので悩みますが、やはり割高です。
東京ディズニーリゾートについてだけは、月1ペースで通える自信がなければ、コスパ的にはお得にならない可能性がありますので要注意です。
年間パスポートホルダーの特典も使いこなそう
年間パスポートについてコスパを考えるとき、悩んだときは「入園料以外」のところもチェックして、年間パスポートの評価をしてみるといいでしょう。
たとえば、
・園内施設(売店やレストラン)での割引がある
……おみやげや食事が5%オフというだけでもかなりお得です。
・園外施設(隣接レストラン等)の割引がある
……「チケットを提示すると○%オフ」「チケット提示でワンドリンクサービス」のようなものは年パスでもたいていOKです。
・駐車券の割引がある
……施設自身が駐車券の割引券を発行してくれるパターンと、駐車場側が「チケット提示で30分無料」のように優遇するパターンがあります。
・同行者のチケット割引がある
……おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に来たときなど割安で入園できます。
・提携施設(同じグループの別施設)の入園割引がある
……例えば、上野の国立科学博物館の年間パスポートで、白金自然教育園が無料入園できたり、品川エプソンアクアスタジアムの年間パスポートで八景島シーパラダイスが割引になったりします。
「入園料以外」で年間何千円もお得になることもあります。コスパはトータルで考えてみるといいでしょう。
年間パスポートを買うか悩んだら
もし、年間パスポートを買うかどうか悩んだら、「初めて行ったところでいきなり買わない」を基本ルールにしておきましょう。
最初に勢いで買って、年間パスポートの元を取れなかった、というのは論外です。ちゃんと中を見て、「また来よう!」と思えて始めてパスポートを買うべきです。(施設によっては、出口で差額を払って年間パスポートに切り替えるサービスもあります)
もしその施設を気に入ってまた来たのならそのとき年間パスポートにして「その日から1年」利用すればいいのです。
「パスポート作ったから何度も行こう」、ではなく「何度も行くからパスポートを作る」と考えてみてください。
年間パスポートを持つ楽しみ
さて、年間パスポートのコスパについて考えてきました。最近の年間パスポートは写真つきが基本です。こどもが大好きな施設で、自分の写真つきパスポートを持たせるととても喜びます。
また、乳幼児だと親と一緒に写真に写ってもOKということがあります。これもちょっとうれしいですね(施設ごとのルールによります。品川エプソンアクアスタジアムはOKで、私はこどもと一緒に写真を撮りました)。
せっかくお金を出して購入した年間パスポートです。ムダにせず、施設をたっぷり楽しんでみてください。