実は、奇跡が重なって生まれた2人の命

Photo by 清水 ちえみ

25歳のときに子宮内膜症と卵巣嚢腫が見つかったmatsukoさん。手術の結果は思わしくなかったものの、その後、めでたく妊娠。
妊娠中は様々な不安があったそうですが、そんな時には先述のブログが大きなはげみや参考になったそう。

しかし、無事出産したものの、今度はりんかちゃんの心臓に穴が開いていることが判明するのです。

1年後、穴はきれいに塞がったそうですが、それまでの間は心配で押しつぶされそうな日々を送っていたそう。

「穴が塞がるまでの間はすごく不安でした。毎月大きな病院に通っていたんですけど、そこですごく励ましてもらいました。1年で自然に塞がって、もう完治して病院へは通ってないです。」

病気や手術を超えて生まれた最愛の2人ですが、双子育児は想像を絶する大変さだったとmatsukoさんは振り返ります。

「大変だったことはたくさんあるんですけど、まず出かけるのに苦労しました。双子ベビーカーが入らないところが多くて。なので、ずっと1人抱っこ、1人ベビーカーという状態。電車の改札やスーパーなど、一番狭いタイプの双子用ベビーカーを使っていたんですけど、それでも狭くて入れないところが多かったです。出かけるときはずっと大変でした。」

幼稚園に通い出してからは2人で上手に遊ぶことができるようになり、育児が格段に楽になったそうです。同じ時期に同じ遊びを共有できるのは双子ならではの利点だと、話を伺いながら思いました。

一般的な双子育児の悩みとしては叩いたり引っかき合ったりしてしまうことが多いそうですが、2人の小さな頃はどうだったのでしょうか。

「叩き合いはなかったですけど、ケンカはすごく多くて、双子育児ってその悩みが多いみたいです。あとは気が合いすぎて、同じものを2個買っても相手が持っているものを欲しがったり。でも、幼稚園に行き出してからはケンカもほとんどなくなりました。」 

苦労も多い双子育児、2人の元気を発信したい

今では8万を超えるフォロワーを持つmatsukoさんのインスタグラム。matsukoさんにとってインスタグラムはどのような存在なのでしょうか。

「皆さんからいただくコメントは本当に励みになります。癒されますとかありがとうございますとか、ありがたいし素敵だなぁといつも思っています。なかなか返せていないんですけど、そんな忙しい時にこそ元気づけられています。りんかとあんなが成長して投稿する回数が少なくなっても、フォロワーさんとの交流も含めてインスタグラムはずっと続けたいです。」

Photo by 清水 ちえみ

本も発売され、ますます注目を集めそうなりんかちゃん&あんなちゃん。トレードマークのメガネと前髪はそのままに、今後もおしゃかわスタイルを発信し続けてほしいです。