大人同士の恋愛となると、晴れてカップルとなり、交際を始めたとしたら、その先に結婚を見据える人も少なくないのでは。

自分は「いつかこの人と結婚したい」と思っていても、周りは「このふたりは、結婚してもちょっと難しいんじゃないか…」と危うさを感じていることも。

では、結婚後にうまくいくカップルと、そうでないカップルの差はどんなところにあるのでしょうか。結婚前、言い方を変えると“交際期間中”に見えるものなのでしょうか。

今回は、20〜30代の男女に「このふたりは結婚してもうまくいかなそう、と思えるカップル」について尋ねました。そこから得られた客観的な声を元に、彼らの特徴をまとめてみます。

「結婚してもうまくいかなそう…」と思われるカップルの特徴

価値観が合わない

「かたや金遣いが荒く、かたや倹約家…みたいに金銭感覚が違いすぎる」「清潔さの基準が違う」「一方は親を大事にしていて、もう一方は親が嫌いみたいに、親についてどう思っているかが全然違う」など、価値観の差を挙げる声が目立ちました。

もちろん、人は一人ひとり生きてきた背景が異なるため、当然いろいろなことに関して価値観の違いはあります。どうしても、いろいろなジャンルにおける価値観の“差”は出てきてしまうもの、ともいえます。

ただ、それがあまりにもかけ離れていたり、互いに歩み寄れなかったり、理解できなかったり…となると、交際が長続きするのはおろか、たとえ結婚したとしても、同じ屋根の下で揉めることになり、うまくいかない可能性は高くなるといえるでしょう。

「嫌いなこと、許せないこと」がまったく違う

「好きなことが同じかどうかより、嫌いなこと、不快なことが同じかどうかは、けっこう大事な気がする」との声は少なくありません。確かに、好きな趣味が違ったとしても、うまくいっている夫婦はたくさんいますよね。

現実に「趣味や好きなことはパートナーとではなく、趣味友と楽しんでいる」と話す人も多いです。一方、嫌いなことに関する思いがかけ離れていると、一緒にいて苦しく感じることも多いでしょう。

極端な例ではありますが、「常に部屋をきれいにしておきたい。汚い状態は嫌い」という人と、「部屋はきれいでなくても別にいい。汚い状態でも気にならない。むしろ部屋をきれいにしておかなければ、と強制されることは許せない」という人とが、一緒に暮らしていけるかというと、かなり難易度が高いと思われます。

それぞれの嫌いなことや許せないことが、ある程度重なっていないと、ふたりでいるのが苦しくなったり、イライラが募って関係が悪化したりすることが考えられます。