同調査の結果を見てみると、主婦が不倫しやすいかと言えばそうではなく、実際に不倫に陥る女性には4つのタイプがあるというのです。では、その気になるタイプを見ていきましょう。

女性が仕事を持っている

早速、主婦が不倫をしやすいという思い込みが外れました。同調査によると、女性が外の職場に働きに出ている場合、不倫をしやすくなるといいます(自宅でできる仕事はこれに含まない)。

外に働きに出ると当然異性との出会いの機会が増え、その分、不倫関係になる可能性が高まるのです。確かに出会いの数で言うと、主婦よりも仕事をしている女性の方が、きっかけが多そうですよね。

女性の会社での地位が低い

これは新しい視点ではないでしょうか。不倫しやすい環境の一つに、女性の会社での地位が関係しているのです。女性にとって地位が高く権限のある男性は魅力的に見えるもの。そういった男性からの誘いがあったら……。

内藤さんは「地位が低いとどうしても立場が弱い。言い寄られても、そうそう強い態度に出られないだろう」と語ります。確かに、昇進について話したいと言い寄られれば、強気に断るわけにもいきません。そんな上下関係の中から不倫に発展することもあるようです。

家庭で女性が主導権を握っている

家庭での夫との力関係もポイントとなります。家を買う、車を買う、子供の学校を決めるなど、保険の内容を決めるなど、家族にとって大きな決定をする際に女性がその権限を持っている場合、「女性は男性に束縛されている」という認識があまりありません。つまり、自分の意思で行動していると考えます。

自分の意志で行動することに違和感がないのです。その延長上で、自分の意思で不倫をするのです。

夫婦での口論が多い

やはり、これは避けて通れない理由ですね。夫婦間の関係が悪化していると、これは不倫に走る要因となります。パートナーとの相性が良くなく、他の男性を探したくなる。そうすると異性に求めるハードルはやや低くなってしまうのです。

なんとなく主婦は不倫をしやすいというイメージがありましたが、実際に出会いが多いのは、やはり仕事をしている女性。「夫婦間での主導権をもちつつ夫との関係が良くなく、また、働いていているが会社での地位があまり高くない人が不倫しやすい」。というのが今回の調査結果となります。不倫は、不倫をするその人自身の人柄の問題ではなく、環境に左右されるとジョン・エドワーズさんはまとめています。

女性の皆さん、この調査結果に納得ですか?

<参考書籍>
『人間性ブラック診断』内藤誼人著(河出書房新社)