次のメイド喫茶へ…
さて日が変わり、今度は台北駅にあるメイド喫茶に向かうことに。台北駅にはかなりの広さの地下街があり、その一角にメイド喫茶があるという情報は得ていたのですが、実際に地下街に行ってみると…
想像以上に、周りの店がオタクショップばっかり!
ガチャコーナーも弱ペダ!
単に日本のアニメを持ってきているだけではなく、オリジナルのポスターもしっかりオタク風味になっています。これは…ホンマもんやで!
アニメの本場から来てるはずなのに圧倒されっぱなしのワタクシ。ひたすらキョロキョロしつつ、オタク地下街を進んでいくと…。
ありましたメイド喫茶!
というかこの街並みならそりゃメイド喫茶もあるだろうという感じ。即入店!
こちらのメイド喫茶は「Maiden School 夢幻学園」といい、学園をテーマにしているようです。店内は学校の教室を模してあり、黒板には日本語も書かれていました。
メニューにも日本語の説明があって親切。ちなみに1台湾ドルが約4円なので、ドリンクは500円から1000円、食事は1000円前後くらいでしょうか。
にしても、これだけ日本語に対応してるってことは…。まさかここにも、モテたい日本人客の魔の手が…?
ゴトウ「え、えっと。じゃぱにーず、めにー、おきゃーく…」
メイドさん「ハイ、ニホンジンノオキャクサン、ヨクキテクダサイマス」
やっぱりー!てかメイドさん、日本語めっちゃ上手!
そしてこちらのお店の斜め向かいにもメイド喫茶があったので、さらに日を改めて訪問してみました。
さらに次のメイド喫茶へ…
「Maiden Diner 夢幻餐車」。こちらは「鉄道」がテーマのようです。メイドが世界共通ならば、鉄っちゃんも世界共通というわけか。
狭いお店ながらも、閉店間際ギリギリに入店した僕に対して、明るく丁寧な接客をしてくれました。
せっかくなので、ここでも日本人アピールを…
ゴトウ「えーと。ジャパニーズ…」
メイドさん「ハイ、ニホンカラノオキャクサン、オオイデス」
またかよ!もういいよ!
…というわけで台湾のメイド喫茶、日本人だからとかデブ…ポッチャリだからモテるということはぜんぜん無かったです。しかし、メイドさんのご奉仕精神は素晴らしいものでした。
実際のところシステム的には、秋葉原のメイド喫茶ほど洗練はされていないかもしれません。しかし、だからといってサービスで劣るということは全く感じません。
むしろ言葉も通じない僕のような客に対して、たどたどしい日本語で精一杯の接客をしてくれるメイドさんの姿には感動を覚えました。
考えてみれば、日本からのお客に対して特別視が全く無いということは、それが特別なことでは無くなっているということです。つまりは、まさに国境を越えてオタク文化が交流できているという証であり、これは喜ばしいことなのです。
アニメ大国などという言葉に踊らされ、モテようなどと邪な考えを抱き、白々しい日本人アピールなどしていた自分が恥ずかしくなりました。
楽しませてもらった記念にと、メイド喫茶に置いてあったコミュニケーションノートに書き込みをして、台湾を後にしたのでした。
オモトピア編集:加藤「…思いっきり日本から来たアピールしてますね」
ゴトウ「う、うん」
【おわり】