主演男優賞を受賞した佐藤浩市
報知新聞社制定の「第40回報知映画賞」の表彰式が16日、東京都内で行われ、主演男優賞を受賞した佐藤浩市、主演女優賞の樹木希林、助演男優賞の本木雅弘、助演女優賞の吉田羊、新人賞の広瀬すず、藤野涼子ほかが出席した。
『愛を積むひと』『起終点駅 ターミナル』での演技が評価された佐藤。同賞を受賞するのはこれが初めてで、父・三國連太郎さんも、第14回(1989年)に同賞を獲得しており、親子2代での栄冠となった。
登壇するなり、佐藤は「(日本)アカデミー賞(の授賞式)では、いつも酒が進み“へべれけ”になるのですが、安心してください、今日は飲んでません」と笑いを誘った。
「55歳。役者を始めて35年。正直申し上げて、これだけ続けていると創造というものに対して(気持ちが)平板になることもある」と明かしながらも「こういう賞をいただくことで55から60までを“どう生きようか”と欲が出てくる。励みになる。この賞は、未来に対する約束ではありませんが、明日からの糧になる、それは事実です。ありがとうございます」と喜びを語った。
『起終点駅 ターミナル』で共演し、花束贈呈ゲストとして駆け付けた本田翼も「私は受賞していないのですが、こうして浩市さんと(作品で)ご一緒したことで、賞の舞台に立たせていただき、貴重な経験となりました」と感謝の言葉を贈った。
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