サブカル色の強い陰鬱な歌詞と、ピコピコサウンドのギャップが特徴的なマイナス人生オーケストラ。1月20日には待望のニューシングル『心外』をリリースする彼らに直撃インタビューです。ハルが語り、ゆっけがボケる、生虫はひたすら船を漕ぐ!そして小川がそれを起こす(※やさしい)!
――マイナス人生オーケストラのみなさんは、これまで「non stylish wave」などのライブレポートには登場していましたが、インタビューでは「ウレぴあ総研」初登場になるわけですが、簡単にどんなバンドなのかご説明いただければと思います。
栗山”HaL"ヰヱス(以下・ハル):一言で表すのが難しいバンドなんですよね。そもそものコンセプトが鬱な歌詞を陽気な曲調で広めていくという活動なんですよ。バンド名がそのまんまなんですけど、マイナス人生を送ってるやつら、メンバーは四人なんですけど、お客さんも含めてオーケストラであると。
――始動してから形態を変えつつも今年で7年目になりますね。
ハル:こないだ7周年ワンマンにやりまして。そろそろ年数的に中堅バンドですよね。
でもこのメンバーになったのも割りと最近ですし、気持ちは完全に若手新人バンドのままで…って、生虫!ストローで遊ぶなァーッ!
横田"生虫"ヒカルソン(以下・生虫):バンドの話はちょっとわかんないっす。
――生虫さんだってバンドのメンバーじゃないですか!
生虫:(無言で微笑む)。
――で、関西のヴィジュアル系シーンの中でも動員やキャリアも含めて「中堅バンド」的な位置になりつつある気がします。
ハル:マイナスはなんていうか意地で続けていますね。血の涙を流しながら一人になっても続けてきたバンドですからね。もはや引くに引けない漢の闘い。
生虫:今やめたところでホームレスやもん!
ハル:今集まっているメンバーは、集めた僕が変人だったからとは思うんですけど。人として元から濃い奴らが集まってしまったというか…。
緇屋"ゆっけ"ノラ(以下・ゆっけ):寄ってきたのが変人だったという。
ハル:まともじゃなさすぎる人が集まったり、まともだったから我に返って出て行った人もいるし、結果残ったのは変人ばかりというか…。今のメンバーも生虫は虫だし、小川は……。
生虫:二人目でネタなくなっとるやん!
小川"ホンコン"小太郎(以下・小川):悲しい…。