イラスト:上田 耀子

気軽に好みの異性を探せて、話が盛り上がったら実際に会う約束もできるマッチングアプリ。

恋活や婚活に利用している人は多いと思いますが、ときには「次はないな…」と、最初のデートでジャッジされてしまうこともあります。

実際にどんな“キツいデート”があったのか、今回は男性に体験談を聞いてみました。

1.「これが私なんだから!」と逆ギレされた

「マッチングアプリで出会ったある女性。

そこは割と真面目な出会いがあると評判だったので、最近の写真を用意してプロフィールも充実させて、気になる人にコンタクトを取っていました。

その女性はあちらからメッセージを送ってきて、話してみると趣味が同じでぽんぽん会話が弾み、楽しくやり取りができて。

アップされている写真も可愛くて好みだったので、早く会って仲良くなりたいと食事に誘ったら即OKをもらえて嬉しかったです。

が、いざ約束の当日。

待ち合わせ場所に来たのは、アプリにあった写真より『横幅が大きく広い』女性。顔は確かに本人だけど、それでもだいぶお肉がついている感じで……。

予想外だったのでちょっと引いてしまい、食事に行く前に落ち着こうと公園に誘ったら

『どうせあなたも私のことサギって言うんでしょ!でもこれが私だから!』

っていきなり逆ギレ。

さすがについていけなくなり、その場でさよならしました。

写真サギみたいな話はマッチングアプリではよく聞くけど、本当にこういうことがあるんだな、とそれからは慎重になっています……」(33歳/企画)

実際に会ってみないとどんな人かわからないのは、マッチングアプリの長所でも短所でもあります。が、それでもアプリで見た写真とあまりに違いすぎる人が来ると、やはりテンションが下がりますよね。

おそらく、こちらの女性はこれまでもこうして男性にがっかりされる姿を目の当たりにしているのだと思いますが、それなら今のありのままの姿を見せればいいのに、と思います……。

2.とにかく「理想の結婚」しか話題がない

「婚活で使っていたマッチングアプリで、『共働きOK、家事も分担してストレスなく過ごしたい』と書いている女性がいました。

僕もそれが理想だったので、早速メッセージを送って話してみると、仕事は正社員でひとり暮らし、一通りの家事はできるし料理が好き、とのこと。

こんな女性と結婚できたらと思ったけど、ふと気になったのが

『こんな女性ならリアルでもいい出会いがありそうだけどな』

という点でした。

とにかく会ってみないとわからないと思ってお茶に誘い、いざ会ってみると普通の容姿だし一見すると問題ないように思えたのですが……。

席に座ってから、延々と『結婚したらすぐマンションを買って、子どもは3人、妊娠したら専業主婦になっていずれは起業する』みたいな“理想の生活”を聞かされました。

口を挟もうとしても無視、ひたすら『これ以外認めない』みたいな雰囲気で、黙って聞いていたけど正直苦痛でしたね。

もちろんそのままフェードアウトです」(29歳/総務)

こちらの男性いわく、「自分が相手にどう思われるかなんてまったく気にしていないのが怖かった」とのことですが、一方的すぎる理想を最初に持ち出されても、ついていける男性はそういないのではないでしょうか。

こんな女性は、いい意味で妥協することを考えると、すぐお相手が見つかりそうな気がします。