皆さんのお子さんは、何かしらの部活動に所属していますでしょうか。

文部科学相が行った「中学生・高校生のスポーツ活動に関する調査」によると、対象の中学校・高等学校の全てで運動部が設けられ、中学校で73.9%、高等学校で49.0%の学生が運動部に所属、また、運動部以外の文化部に所属している学生は、中学校で 17.1 %、高等学校で22.0%となりました。

逆に、地域のスポーツクラブや文化教室にも所属していない学生は、中学校で7.8 %、高等学校で27.3%となっています*。

(*全国の中学校100校,高等学校100校の生徒や保護者、教員ら約5万4千人を対象に実施・平成8年)

この調査から、高等学校に比べて中学校の方が、より多くの部活動所属者がいることがわかります。

運動部であっても、文化部であっても何かしらに所属し、「仲間と共に過ごすことはお子さんにとって良いこと」と、私たち大人は自身の経験からそれを知っています。
部活を通して、人生の大切な仲間が見つけたり、協調性を学ぶことができます。

部活動が“キャリア”に及ぼす影響

ここで興味深い一つの仮説を紹介します。

「同じ部活は同じキャリアを歩む」

皆さん、ご自身の部活時代の仲間を思い出した時、彼らはその後、どのようなキャリアを歩んでいますか?

この仮説を唱えているのは、書籍『僕は君たちに武器を配りたい』でビジネス書大賞を受賞し、京都大学の客員准教授として活躍されている瀧本哲文史さんです。