鉄分にはヘム鉄、非ヘムの2種類あり! 一体何が違うの?

レバニラ炒めなどで、肉と野菜を上手に取り入れましょう

食品に含まれる鉄には、豚レバーやシジミ、カツオといった肉や魚などの動物性食品に多い「ヘム鉄」とホウレンソウや小松菜、大豆といった野菜や穀類などに含まれる「非ヘム鉄」があります。

吸収性が高いのが「ヘム鉄」で低いのが「非ヘム鉄」。その差はなんと56倍もあるそう。しかし、吸収性が低いといわれる「非ヘム鉄」でも、動物性タンパク質やビタミンCなどと一緒に摂取すると吸収性を高めることができるとのことです。

それでもひじきは栄養抜群! バランスの良い食事が大事

とはいえ、ひじきは役立たずの食品になってしまったわけではありません。

カルシウムやマグネシウムなどのミネラルをはじめ、ビタミンや食物繊維も豊富です。鉄分は他で補うとして、ひじきを食べる習慣は続けたいものです。

今回5年ぶりに改訂された「日本食品成分表」、ずらりと食品と栄養成分が羅列されているので全食品を調べるのは少し大変ですが、普段よく使う食品を探して栄養素を調べたり栄養素が高い食品をいつものメニューに加えてみたりと、毎日献立を考える立場としては非常に参考になりました。普段見ることはほとんどありませんが、これを機に少し覗いてみるのもオススメです。

 参考元:文部科学省 日本食品標準成分表2015年版

編集プロダクション株式会社イメージング・ワークス勤務。首都圏のおでかけ情報誌を中心に、雑誌の編集・ライティングを行う。2012年末に娘を出産し、人生観が約90度変わる。ライフワークバランスについてゆるりと考えつつ、子連れで行けるイベントや遊びスポットを日々模索中。