「おかずの素」をつくりおき!
下ごしらえして冷蔵庫に入れておけば、そのままお皿に盛って、塩やしょうゆで食べることも、煮たり焼いたりのアレンジを加えて変身させることも自在。
そんなストック食材のひとつ「やわらかゆで鶏」とそのアレンジレシピを、人気料理家・山脇りこさんの著書『ていねいに仕込んで食べる 一週間のつくりおき』からご紹介します。
やわらかゆで鶏
低温で火を入れることで、驚くほどしっとり!
鶏肉のいろいろな部位を一度にゆでておくと、料理の幅がぐんと広がります。
材料/作りやすい分量
・鶏肉の好みの部位(胸肉、ささみ、手羽元、手羽中など)……各適量※胸肉2枚、ささみ4枚、手羽元と手羽中は各8本程度
・水……1L(直径18cmの鍋で作る場合の目安)
・酒……2カップ
作り方
鶏肉を鍋に入れ、完全にかぶる量の水と酒を入れ、中火にかける。沸いてきたら、最弱火にし、7分程度、沸騰させずに火を入れる。火を消して、そのまま冷ます。
保存:保存容器にスープと鶏肉を共に入れ、塩小さじ1を加える。冷蔵庫で4日。
ゆで鶏をやわらかく仕上げるコツ
ゆで鷄をしっとり仕上げるコツも、ゆで豚(記事『【作りおき】しっとりやわらか! 「ゆで豚」の作り方&簡単アレンジレシピ』参照)と同じで、「気づかれないように、じんわりと火を入れること」。そのまま食べてもおいしいですが、下ごしらえとしても秀逸。これをやっておくと、生から煮たり揚げたりするより、ぐっとやわらかく、しっとり仕上がります。
また、ももや胸だけでなく、手羽元や、手羽中、ささみもおすすめ。こちらも、ゆっくり火を入れてゆっくり冷ますこと(胸やもものかたまりより、ゆで時間は短くてよい)。ささみはサラダやサンドイッチにも、小腹が空いた時のへルシーなおやつにも。