カップルのうちどちらか一方が強い想いを傾けても、相手の想いの熱量と違っていたら不安や不満につながってしまいますよね。

お互いに「本命」でいられてこそ、幸せな恋愛になるもの。

今回は、人気恋愛カウンセラーこめだゆきさんの著書『想いすぎずに想われる 2人が「本命」でいつづける愛の育て方』をお手本に、二人にとって心地いい関係の作り方を探ります。

想い方と想われ方のバランスがとれた関係は、どうやって築いていけばいいのか、驚きの秘訣満載です!

運命の人は探さず・待たず・育てる!

著者のこめださんは、第一印象では「ないかな」と思った彼と最高の幸せをつかんだ実体験から、人を好きになるというのはスキルだ! と目覚めたとか。

運命的な出会いに期待したり、誰かと恋に落ちたりするような自然現象を待っていては、幸せにたどりつけないのではないか? と考えるに至ったそうです。

人生に喜びをもたらすものは自ら「取りに行く」スタイルが大切。こめだ式恋愛は、最初はピンと来なかった彼でも、自分から「好きになりに行く」と決意するところからスタートします。

そして、お付き合いを通じて、相手を自分好みの恋人に仕立てていけばいいとしているのです。

この宇宙に存在するのか分からない理想100%の彼を探すより、10%の彼でも時間をかけて「本命」に育てていく!  その方が現実的ですね。

お互いに「本命」に成長するための4ステップ

さらに、お互いが段階を踏んで、「本命」として成長していく秘訣をピックアップ!

ステップ1: 自分をギフトとして彼に送る

まずは、自分という存在を彼に対するギフトだと捉えてみようと、こめださんは述べています。

そういえば、贈り物をする際「つまらないものですが」と言ったり、熨斗に「粗品」と記したりする慣習もありますが……。

でも恋愛において「どうせ、つまらない女ですが」なんて卑下していては、本命彼女にふさわしくないですよね。

自分で自分を大切にし、また、家族や友人、周囲の人々からも大切にされてきた自分を自覚する。自分を素晴らしいギフトとして、彼に差し出しましょう。

ステップ2: 相手の価値観が生まれた背景を知る

こめださんは経験上、価値観が違うカップルこそがうまく行くと確信しています。

価値観の異なる二人がベストカップルに育つ方法は、過去のあらゆるエピソードを話題にすることだと言います。

子どものころにどんな出来事があったか、どんなことで笑ったり泣いたりしてきたのかを話すことで、相手に心を許せるようになるそう。

自分が話しっぱなしではなく、彼の子ども時代の物語にも興味を持って耳を傾けたいですね。

なぜそう思うようになったのかという、価値観が育まれたプロセスを理解できれば、絆は結べるのです。