「2016年は昨年よりももっと成長したい!」と、そんな高い意識を持った社会人のみなさんにぜひおすすめしたいのが「読書」です。読書には、「生きる知恵を身につける」「仕事を効率化する」「気分を奮い立たせる」など、仕事や私生活に役立つ効能が多くあります。

もちろん個々人の状況によって役立つ本は違いますが、今回は、20〜30代のビジネスパーソンの「自分磨き」に役立つ本8冊を、私の独断と偏見を交えながらも紹介していきます。

仕事に役立つ2冊

1.『ぼくらの仮説が世界を作る』(佐渡島庸平)

漫画『宇宙兄弟』を国民的人気作にまで育て上げた敏腕編集者・佐渡島庸平氏の「仕事論」をテーマにした一冊。

「仕事論」がテーマの書籍だと、どうしても抽象的な議論に陥りがちです。しかし、この本は違います。「上手な努力の仕方」や「嫌な仕事とのつきあい方」「自分を今よりも成長させる方法」など実践的な仕事術が満載。

出版業界や有名作家にまつわるエピソードも多いので、本が好きな方ほど読みやすい内容になっているのもポイントです。

2.『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』(高橋政史)

「整理整頓が苦手」「どの仕事から手をつけていいのかわからない」という人にぜひ読んでほしい一冊。

筆者が紹介する「1枚シンプル思考法」は、非常にシンプルかつ実践的な仕事術です。私も筆者の勧めるように、紙1枚に情報をまとめるようになってからは資料や企画書づくりが苦手じゃなくなりました。

なかなか人から教わることのできない「仕事の整理の仕方」を学べば、今以上に効率化できるのではないでしょうか。

コミュニケーションに役立つ2冊

3.『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』(魚住りえ)

「会議」や「商談」「進捗報告」など、社会人の仕事の多くはコミュニケーションです。しかし、上手なコミュニケーションの仕方は、なかなか学べる機会がありません。社会人を数年経験しても人との会話が苦手だと考える人もいるでしょう。そんな方に特におすすめの一冊。

「自分の声質にあった理想の話し方」や「滑舌をよくする方法」「聞き手に好印象を与える方法」など、コミュニケーションを円滑にするテクニックが50種類も掲載されています。

「小泉進次郎さんに学ぶスピーチの極意」「タモリさんに学ぶ『相手が和む話し方』」といったコラムコーナーも読者の関心を引きます。