わが子に読むことを教え始めていいかどうかを簡単に知る方法
ワシントン大学の研究達が言う方法は、
(1) 子どもにdog と書かれた文字を見せて、大きな声で読みあげます
(2) あとからもう一度文字を見せます。でも、今度は大きな声でpuppy と言います。
そうして間違いを指摘できるかどうか見ます。
(3) 次に 犬 の絵を見せて、指さしながら dog と言います。
(4)しばらくしてから、このステップを再度繰り返します。
でも、今度は、絵を見せて puppy または、犬を飼っていればその犬の名前を言います。
言語能力の高い子は、これらの言葉の違いを見抜くと言います。
もし子どもが、あなたが dog を puppy と間違えて読んだよと指摘すれば、その子は読む準備ができていると言えるかもしれないそうです。
英語の読みだけでなく日本語でもできる
この研究はアメリカですから、当然文字は英語で書かれていますので、英語学習にはそのまま活用できますね。バイリンガル教育に興味のある方は、試してみるといいと思います。
では、日本語には応用できないのかというと、決してそうではありません。
英語もそうですが、読むことを教えようとすると、まずアルファベットや「あいうえお」からと思いがちですが、意味のない文字を単調に覚えさせようとしても子どもは退屈します。
むしろ、形や実態のあるものを、一つのユニットとして覚えさせる方が、ずっと楽しく、達成感が持てます。
例えば、「あ」が読めるというより、「あか」が読める方が、赤色がイメージできて楽しいですし、「い」が読めるというより「いぬ」とか「いか」とか「いす」とかが読めるほうが、そのものをイメージできますので「読めた!」という子どもの達成感は大きいのです。
もちろん、これは漢字でも活用できますよ。