親は当然ながら、子どもには幸せになってもらいたいと思いますよね。
強くたくましく、それでいて人から可愛がられ、困った時は助けてもらえるように。そんな風に育ってくれたらと思いますが、そのためには、人として最低限のマナーは必要です。
今日は、『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身につけさせたい-しつけと習慣』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、習慣になってしまうと子どもが将来恥をかいたり、人から信頼されなくなってしまうマナーをお伝えします。
恥をかく! 信頼されなくなる! マナー6つ
1.挨拶をしない
挨拶は、相手に対して敵意がないことを示す大切な習慣です。逆に言えば、挨拶をしなければ、相手に敵意があると受け取られてしまうのです。敵を作ってうまくいくことなんてありませんよね。
挨拶は、「おはよう」や「おやすみ」など家庭内はもちろん、「おはようございます」や「こんにちは」「さようなら」など他人に対する丁寧な挨拶もしっかり身に付けさせましょう。親がまずお手本を見せてくださいね。
2.「ありがとう」や「お願いします」が言えない
挨拶と同様大切なことです。 欧米でも “Thank you.” と ”Please” は大切な言葉としてしっかり教えられます。「ありがとう」はもちろん、「ありがとうございます」や「ありがとうございました」もしっかり言えるようにしておきましょう。
また、人にものを頼む時には、「~してください」や「お願いします」と言えるようにしておきましょう。
親子では、子どもの「取って!」とか「~して!」とかの命令口調に反応してしまいますが、親子であっても人にものを頼むときは、「取ってちょうだい」とか「取ってください」と丁寧に言わせましょう。
それが、習慣になれば、他人にも自然に言えるようになるのです。
3.相手の目を見て話さない
実は日本人はどちらかと言えば、相手の目をしっかり見ることが苦手な国民です。でも、外国人はしっかり相手の目を見て話します。目をそらすのは自信がないとか、嘘をついていると受け取られるのです。また、「私はあなたのことが嫌い!」と意思表示しているようで、とても失礼なことなのです。グローバル社会と言われる現在、子どもの頃からしっかり相手の目を見て話す癖をつけておきましょう。