父・母の厳しさが子にもたらす得難いもの

大学生に関して両親の厳しさと本人の心理傾向との相関をみると、父親が厳しいほど「有能になりたいという思いは人一倍強いほうだ」「失敗から学ぼうという気持ちが強い」といった性質を肯定する傾向がみられたというのです。

そして、母親が厳しいほど「非常にやる気があるほうだ」「向上心が強いほうだ」「目標を達成したいという気持ちが強いほうだ」といった性質を肯定する傾向がみられ、「何事に対してもあまりやる気になれない」という性質を否定する傾向がみられたのです。

このように厳しさをもって育てることで、「高いモチベーション」や「粘り強さ」を得ることができるのです。
もちろん、「ゆとり」と「厳しさ」のバランスが大切という点は大前提ではありますが、親として厳しさをもって子どもと接することは、子どもにとっても、また、それを受け入れる学校側にとっても良いことだと言えるのです。

皆さん、お子さんと厳しく接していますか? やはりわが子どもは逞しく育ってほしいもの。今日から気をつけたいと思います。