「お金がないうえに、夫婦ゲンカも多い。どうしたらいいの?」。そんな風に、夫に不満ばかりを抱いていませんか。

今回は、家庭崩壊寸前だった状態から脱して夫婦仲がよくなり、夫をお金持ちにした体験をもつ、『仕事も家庭もうまくいく夫のトリセツ』の著者・芦澤多美さんに、18年間夫に行って効果のあった妻の最強テクニックを教えてもらいました。

自分のことを優先して、自分自身をご機嫌にする

「いい妻になろう、いい母になろう」として、自分のことを後回しにしていませんか。

例えば、スーパーで買い物をするとき。真っ先に買うのは夫の好物、続いて子どものミルクやお菓子……。日々そんなことが続くと、なんだかモヤモヤが溜まってくる感じがするものですよね。「いつも、私ばっかり我慢して!」「子育ても押しつけて!」と、夫にイライラ。

でも、ちょっと待って。勝手に夫や子どもを優先しなければいけないと思い込んでしまっていませんか。芦澤さんが、そんな気分になったときに実践したのが、買い物カゴに自分のものを最初に入れることでした。「それは単純なことですが、本当に気分がいいものです」と言います。

自分を優先し、妻の機嫌がよいと、家のなかが自然とリラックスムードになっていきます。自分のことのついでくらいの感覚で、夫や子どものことをすると、不思議とやってあげた感がなく、自分もラクだし、夫からも「いつもありがとう」とねぎらいの言葉が返ってくるようになります。

してほしいことをリクエストする

男性は、何をすれば女性(妻)が喜ぶのかがわからないので、「何をすればうれしいのか」教えてあげましょう。

妻の「察してほしい」は、夫には絶対に伝わりません。「誕生日には、お花のプレゼントがうれしいな~」「子どもを預けて、キレイなレストランでお食事をしたいな~」などリクエストしましょう。

夫にはイやな顔をされようが、「そんなのムリ!」と言われても、言ってあげてください。夫は聞いていないフリをして、案外聞いているものです。

そして、いざレストランに行ってみると、ロマンティックとはかけ離れた民芸風だったり、ピンクの花束を頼んだのに青の花束だったりしても「もう、わかっていない!」などと怒らないようにしてあげてくださいね。

夫も自分なりに、慣れない努力をしているのです。そんなときは「来月、リベンジデートをしてね」と言っておくといいかもしれません。

受け取り上手になる

夫婦のコミュニケーションがうまくいくためには、相手が本当にうれしいと通じる方法であることがとても大切です。芦澤さんのご主人の愛情表現は、「言葉」ではなく「態度」なのだとか。うちの夫もそうなの~という方も多いかもしれませんね。

そんな芦澤さんのご主人は、自分が気に入っている物などを芦澤さんが使ったりして「よかった~」とか「素晴らしい!」と、正直な感想を伝えると、「自分が認めてもらえた」「妻を喜ばせたい」という願望が満たされて、幸せな気分になるとか。

夫が愛を伝えようと思っても、妻が受け取らなければ、夫の愛情表現が成長し、大きくなることはないのです。

最初は、相手にしてもらったことを上手に受け取ることから始めましょう。そうすれば、自分がやってもらいたいことも、いずれしてもらえるようになります。