子育てにストレスを溜め、イライラするとつい子供に言ってしまう言葉には注意が必要です。

どんなに疲れていても、思い通りにならなくても「産まなければ良かった」「出ていけ!」なんて言葉はさすがに使わないでしょうが、これくらいなら・・と軽く考え日々連発してしまっている言葉は意外に多いと言います。

1回ならまだしも、それを連発してしまうと子供の心は傷つき、慢性的なストレスを溜め込み、場合によっては取り返しがつかない場合もあるようです。

そこで今回は連発すると子供をダメにしてしまうNGワード12選をお伝えします。

知らず知らずのうちに子供をダメにする、NGワード12選

早くしなさい!

バタバタする朝や夕方、子供に連発しやすい言葉といえば「早くしなさい!」ですが、幼い子供は時間的な感覚が養われていないため、「どの程度が早くなのか」が分からないことが多く、ママの「早くしなさい」がなかなか伝わりません。

また子供に限らず「~~しなさい」と命令されることは大人でも良い気はせず、言われれば言われるほどやる気を失います。

それだけならまだしも、「早くしなさい!」を連発していると、急かさなければ動けない子になってしまう可能性がありますから注意が必要ですね。

先に勉強をしなさい!

子供が学校から帰ってくるとまず言いたくなるのが遊ぶ前に「先に勉強をしなさい!」ですが、これも同じように命令形となるため、言えば言うほど子供のやる気を奪う可能性があります。

また、この言葉を連発していると「親がうるさいから先に勉強してあげている」といったように意識がずれてしまう可能性もあるようです。

気持ちは分かりますが、子供としては先にゲームをしようが、先におやつを食べようが、好きなようにしたいもの。寝るまで全く宿題に手をつけないのは問題ですが、自主性を育てる意味でも、少し我慢して見守るのが良いのかもしれません。

何度言ったら分かるの!

忙しいママがつい子供に言ってしまう言葉が「何度言ったら分かるの!」ですが、これも連発してしまうと、子供は「どうせ自分は何度言われても分からない」「どうせ自分は出来ない」といったようなネガティブで否定的な考えになってしまいます。

子供を否定するような言葉は止め、「どうしたらできるようになるかな?」「ママは~~したらよいと思うよ」のように、できるようになるための問いかけやアドバイスで子供を導いてあげる方が良いですね。

何でお母さんを困らせるの!

子供は好奇心旺盛で、毎日が新しい発見の連続です。「~~してみたい」という想いが、大人にとっては想像もつかないような行動になってしまうこともあり、結果的にそれがお母さんを困らせてしまっていることも。

しかし子供は決してお母さんを困らせようと思いやっているのではなく、なぜお母さんが困っているのか分かりません。

分からないまま「何でお母さんを困らせるの!」を連発すると、「新しいことをする=(イコール)ママを困らせる」につながってしまい、子供の成長を止めてしまう可能性がありますから注意したいですね。

あとでね!

忙しい時にあれこれ質問をしてきたり、して欲しいことをあれこれ言ってくる子供に、つい言ってしまう言葉が「あとでね!」です。

「あとでね!」と言った以上、あとからしっかりと子供の欲求を満たしてあげていれば良いですが、忙しいからとりあえず先延ばしにするために使っているママも少なくありません。

子供は「自分は大切じゃないから、後回しなんだ」と勘違いもしてしまいますし、あとのない「あとでね!」は、大人に対する不信感にもつながります。

「寝る時にね」や「お風呂に入った時にね」など、具体的に示してあげるようにしましょう。