通常、アニメを観ながら酒を飲む…ということは少ないかと思う。
しかし、「アニメ作品によって、合う酒の種類があるはずだ!」と豪語するオモコロ編集長・原宿。
その元に加藤、山口、ARuFa、3人のプレゼンターが揃った…。
今宵は4人が体をはって「アニメと酒は合うのか?」「合うのではあればどのアニメとどの酒なんだ?」ということを「本当はただ酒飲みながらアニメが観たいなぁ」という感情を押し殺して検証する…!
原宿が思う「アニメに合う酒」
SHIROBAKO×サングリア(白)
今年の正月休みに、東京MXテレビでアニメ制作現場を舞台にしたお仕事アニメ「SHIROBAKO」の一挙放送があったんですけど、正月なんもやることなかったんで、酒を飲みながらずーっと全24話観てたんです。で、観ながらいろんなお酒を飲んだんですけど、ふとこの「オラ!サングリア(白)」を飲んでみたとき、「あれ? なんかアニメと合うな?」と。
ビールと飲み比べてみると、缶ビールの金属っぽさや苦味に比べて、白サングリアの甘酸っぱさ、飲みやすさが妙に「SHIROBAKO」の作品世界にハマる気がしたんです。そこからこの「アニメ酒」の企画が始まったわけですが。
なぜ白サングリアが合うのか? と考えてみたんですが、これは「SHIROBAKO」の中のお酒を飲むシーンにヒントがあるような気がします。登場人物の一人であるずかちゃんは、居酒屋「松亭」でバイトしていて、みんなでそこに飲みに行く場面が4話にはあるわけですが、そこでおいちゃんとかはビールを飲んでるんですね。
そのシーンを見て僕は思いました。「この子たち、まだビールを本当においしいと思ったことはないんじゃないかな?」と。もちろん嫌いというわけではないんですが、周りの大人たちがビールを旨そうに飲むのを見て、「私もあんな大人になりたい」と憧れている年齢なのではないかと思ったんです。
「本当はサングリアやカシスオレンジみたいな、飲みやすいお酒を飲みたいんじゃないかな? でも『大人だから』という虚勢と見栄が、おいちゃんにビールを選ばせているのではないかな?」と。
実際、おいちゃんやえまが社会人としてまだ未成熟な状態から物語は始まりますし、周囲の励ましや助け、失敗やトラブルから学びを得て、働くとはどういうことなのかを掴んでいくのが「SHIROBAKO」の重要な要素ともなっています。しかし第4話のおいちゃんたちは、社会の荒波に向かって船を漕ぎだしたばかり。本当の意味での仕事の厳しさ、労働の後のビールのおいしさを知るのは、24話の『第三飛行少女隊』の打ち上げ会場を待たなければいけないのではないでしょうか?
恐らくそのシーンであれば、僕もおいちゃん達と一緒においしいビールが飲めると思います。つまり、アニメに合う酒とは、物語の登場人物に似合うお酒と言い換えることができるのかもしれません。それは恐らく観る人によって違ってくることもあるでしょう。
ぜひみなさんも「SHIROBAKO」を見て、この物語に合うお酒を探してみてください。
僕は矢野さんと飲みに行きたいです。
みんなの感想
原宿「これをきっかけに、アニメと酒が合うって思い始めたんですよね」
加藤「たしかに…なんとなく観ながら飲んだ方がウマい気がする…!」
山口「サングリアの爽やかな酸味と甘みがすごくよく合う!」
ARuFa「女の子たちが夢に向かって一生懸命頑張る物語なので、こういう甘酸っぱいお酒は合いますね」
加藤「逆にビールと飲み比べてみると、苦味がジャマですね」
山口「やっぱり、彼女たちの身の丈にあったサングリアだから美味しく感じるのかな…そうじゃないですか? どうですか?」
ARuFa「あぁ…出てくる女の子たちにお弁当とか差し入れしたい…」