「2016年エランドール賞」授賞式が4日、東京都内で行われ、1年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる新人賞を受賞した柄本佑、有村架純、菅田将暉、土屋太鳳、玉山鉄二、吉田羊ほかが出席した。
トップバッターで登壇した柄本は「家族や親に話したらとても喜んでもらえたので、ちょっと家族孝行や親孝行ができた感じがしています」と喜んだ。この日は妻で女優の安藤サクラがプレゼンターとして登場しており、柄本の受賞スピーチの際に泣いていたと伝えられると「ありがたいですね。いろいろと支えてもらっているので、こういう賞にもつながっていると思っています」と感謝を述べた。
土屋は「私はものすごく未熟で、演技に憧れる気持ちと演技を恐れる気持ちの両方にいつも揺さぶられていました。今ここで心から愛した作品をきっかけに名前を呼んでいただいて、役者でも表現者でもなく女優として生き抜こうと思いました」と決意を語った。
フレッシュな若手俳優たちの登場後、現在35歳の玉山は「昨晩寝る前に、この新人賞は何歳までいただけるものなんだろうと考えていたら眠れなくなってしまって」と切り出して笑いを誘い、「出てくる時に『お前、新人じゃないだろう』とヤジが飛んだらどうしようなんて思っていました」と祝福ムードの会場に胸をなでおろした。
年齢非公表ながら「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の“40代部門”を受賞して話題になったばかりの吉田も「この年齢の私が新人賞をいただけると聞いた時、自分の耳を疑いました」と素直に驚きを明かした。自ら過去20年間の受賞者の年齢を調べたといい、「おかげさまで最年長の受賞となりました。びっくりすると同時に、新人の気持ちで頑張っていかなければと思いました」と真剣に思いを語っていた。
そのほか映画 プロデューサー賞に『ビリギャル』の那須田淳氏、映画 プロデューサー奨励賞に『百円の恋』の佐藤現氏、テレビ プロデューサー賞に「マッサン」の櫻井賢氏、テレビ プロデューサー奨励賞に「釣りバカ日誌~新入社員浜崎伝助~」に浅野太氏と齋藤寛之氏がそれぞれ選ばれた。