5つの制度を使って、自動的にお金を貯めてみよう
1.積立定期預金
一番簡単でシンプルなのがこれです。給与振込口座の銀行が取り扱っている定期預金に毎月一定額を振り替えていくしくみです。ほとんどすべての銀行が取り扱っています。
超低金利時代ですから利息には期待できませんが、ムダづかいで消えていくより確実にお金が積み上がります。
2.積立投資信託(NISAも使える)
株式や債券で資産運用するとき5000円や1万円程度の少額の指定金額で購入することもできます。この場合、投資信託というしくみを用います。ネットバンキングの設定をしておくと、給与振込口座以外の金融機関(証券会社等)へ資金移動することも可能です。
また、運用の利益が非課税になるNISA口座で積立投資を行えばより有利な運用になります。
3.社内持ち株会
働いている会社の株を、社員が購入できるしくみが持ち株会です。給与の一定額ないしボーナスの一定額を指定し積立をしていきます。会社が引き落とししますので給与振り込み時点で積み立ては完了しています。
実際に株を買える金額以下でもよく、その場合は株価に応じて持ち分(今月は0.3株分取得のように)を積み上げていきます。
4.財形貯蓄制度
会社が財形制度を用意している場合、これを利用することで給与振込の時点ですでに貯金したことにできます(会社が直接、金融機関に入金してくれる)。
一般、住宅、年金の3タイプがあり、住宅購入目的、年金受取目的の場合は利息が非課税になります(金額上限は550万円)。基本的には銀行の預金で積み立てられます。
5.確定拠出年金
会社が企業型の確定拠出年金を実施していてマッチング拠出(自分のお金を追加入金するしくみ)を採用しているか、個人型の確定拠出年金(企業年金のない会社員や自営業者が利用できる)を使うことで、自分の老後のための積立額が所得税・住民税を軽減させ、運用は非課税、受取時も退職金みなしの優遇税制を使ってお金を貯められます。