太川陽介と蛭子能収の名コンビによるテレビ東京を代表する人気テレビシリーズ『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』が、“マドンナ役”に三船美佳を迎え、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』として、2月13日(土)からまさかの劇場公開される。
その公開を前に、出演者3人の対談が行われた。部屋に入ってくるなり「まだ眠くて、眠くて……」とボヤく蛭子。
だが、「ちょっと気合を入れよう」と宣言をして、「気合を入れる蛭子さん初めて見ましたよ。貴重ー!」とさっそくイジられるという終始笑いの絶えない自由な雰囲気。
鼎談は、「気合を入れた」蛭子が「印象に残ったシーン」を聞かれいきなり重大なネタバレを語りだすという波乱で幕を開けた。
蛭子「オレが印象に残ったのは最終日の…(以下、映画結末に関する重大なネタバレ)」
太川「それ、書けないよ、結末は!」
蛭子「え、書けない? オレは自分が印象に残ったことを言ってんだもん!」
一同「(笑)」
太川「偉い! そうだよね(笑)。聞かれたから言ってるんだもんね。記事に書くか書かないは勝手だもんね。そりゃそうだ、蛭子さん、当ってる!」
蛭子「そのあとに、その街がすごく良かったんですよ。ここまた絶対来たいなって思う街ですごい賑わってて!(と映画撮影後のことを熱弁)」
太川「それ、撮影が終わってからじゃん!」
蛭子「ああ、終わってからか(照れ笑)」
三船「私は蛭子さんが飛んだことが印象的かな。“フライング蛭子”」
太川「蛭子さんが突然転倒して、すっ飛んでいって、すごい着地をしてる映像ね(笑)。あの瞬間に、あ、映画終わったって思ったもん。お蔵入りでボツだって。無事、ヘラヘラしてたんで良かったけど」
蛭子「あそこのシーン、スローモーションで撮ってもらいたいね」
太川「予期してないんだから無理だよ!(笑)」
三船「確かにスローモーションに見えました(笑)。だからもうこの世の終わりかと思った」
太川「ホント、すごい転び方だったから、これは見て欲しい」
まさかの映画化 舞台は初の海外・台湾
『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』はその名のとおり、路線バスだけを乗り継ぎ3泊4日の制限時間の中で目的地であるゴールを目指すというもの。
電車やタクシーなどの他の交通機関の使用は禁止されている。2007年からこれまで22回放送され、平均視聴率10%を誇っている。
それが初の映画化ということで、舞台は日本を飛び出して台湾。北端の台北から最南端の鵝鑾鼻(がらんぴ)灯台を目指す旅だ。
太川「舞台が台湾って聞いたときは『ついに来たか!』って思ったね。台湾は、日本で行くルートがなくなったら行きそうだなって思ってたんですよ。別のロケで台湾に行ったときにバスは充実してるなってチェックはしていて(笑)。試しにバスに乗ってみようかなって思ったんですけど、結局乗りはしなかったんだけどね。あり得るなって予測はしてたけど、まさかそれが映画になるとは思わなかったね」
蛭子「オレも遊びでは何回か行ったことがあったけど、『ローカル路線バスの旅』で行くとはまったく考えてなかったですね。台湾で泳ぎに来たときに、最終バスの時間管理をオレがしてたんですよ」