太川「お店のサービスでラーメンに目玉焼きが乗ってたよね」
三船「斬新でした」
太川「町中の食堂だからああいうのが食べられたんだよね」
三船「だって私、日本に帰ってきてからスパイス用のハッカク買っちゃいましたもん」
太川「本当ぉ?」
三船「台湾の食事ってほとんどにハッカクが使われてたから、“ハッカクの味シック”になっちゃって家で使うようになって。エビマヨ頼んだらチョコレートが乗ってて嘘でしょ!ってなったり。それがなんか恋しい。蛭子さんはブーブー言ってたけど」
蛭子「(日本ではいつも頼む)とんかつとかがなかったんですよね。でも、麺類とかは俺も食いますし、それは美味しかった。他にもなんか美味しいものは食べたね。覚えてないけど(笑)」
三船「やっぱり覚えてない(笑)」
蛭子「どうしても、東京とかで食うよりは『オイシイ』って言っちゃいますよね。それほどでもなくても、気分的に自分たちのテンションを上げたいので、それほどでもないものもついつい『オイシイ』って言ってしまうのよ(笑)」
三船「やだー!(笑)」
太川「そんな気遣ってんだ?」
蛭子「気遣うっていうよりも自分を上げるためにね」
三船「どんだけ気分落ちてたんですか(笑)」
太川「走ってる車とかも日本車が多かったね。まずバスがそうで。日本で散々走って払い下げたのが向こうで走ってるんですよ。だからドアが反対なんですね。右側通行だから。左のドアを潰して右側にドアを作って。日本語がまだ残ってるんだよね。あとなぜか、『鳥』が禁止って書いてある。なんで鳥なんだ? 鳥を持ち込む人がいるのか? って。おもしろかったよね、日本にないものが」
三船「『なんで鳥なの?』って聞いても答えが中国語だからわからなかったんですよね」
蛭子「……(キョトンとしている)」
太川「ごめんね、覚えてないもんね? 知らない話してごめんね(笑)」
三船「台湾でも蛭子さん、大人気ですもんね。現地の人から『日本の笑われる人!』って(笑)」
太川「あ、本屋さんがあったんだよね。日本のマンガもあるっていうんで、蛭子さんのマンガ探したんだけどなかった(笑)」
三船「一生懸命探したんですけどね」
太川「一回、蛭子さん、パチンコ屋にも入ろうとしたんですよ。じつは台湾では違法だから“闇”で営業してる」
蛭子「でも堂々とパチンコ屋なんだよね」
太川「中を撮らせてって言ったらダメだった」
蛭子「実際にあるのにね。どういうことなのかね?」
太川「昔はOKだったらしいよ」
蛭子「うーん……(納得行かない様子)」
太川「まあ、競艇はやってなくて良かったですよ(笑)」