【セブン-イレブン】根強い人気を誇る「から揚げ棒」&絶対王者の「若鶏のからあげ」

今回の試食では、から揚げと竜田揚げを別モノとし、商品名や商品の説明に「から揚げ」と付くものだけに絞ってラインナップを決定しました。しかし、ローソン、ファミリーマートと来て、最後に試食するセブン-イレブンの商品を見た瞬間、われわれは頭を抱えることになります。

というのも、セブン-イレブンには「から揚げ棒(竜田揚げ)」という自己矛盾をはらんだネーミングの商品があるのです……。

この問題に関しては、「ウレぴあ から揚げ大好き委員会」でも激しい議論が飛び交いました。

「自ら“から揚げ棒”と名乗っているのだから、仲間に入れていいのではなかろうか?」「いや、から揚げクラスタと竜田揚げクラスタの両方から好かれようとしているスタンスが気に食わねぇ。こいつは今回の試食からは除外だ!」「おいおい、そう熱くなるなよ。アツアツなのは、揚げたての から揚げだけで十分だぜ?」などなど……。

しかし、そんな一連の茶番を経て消耗し切ったわれわれも、ついに「から揚げ棒」を試食商品にエントリーさせることを決定しました。

決め手となったのは、「ウレぴあ から揚げ大好き委員会」委員長のひと言。

「まぁ、おいしいからいいじゃん。細かいこと言うなよ」
 

はい、筆者も異論はございません。だって「から揚げ棒(竜田揚げ)」は本当においしいですもん。

そんなわけで、みんな大好き「から揚げ棒(竜田揚げ)」もモニターのみなさんと試食してみました! ちなみに、から揚げと竜田揚げの違いに関しては諸説ある上に説明し始めると記事がもう1本書けてしまうので、どうしても知りたい方はお母さんにでも聞いてみてくださーい。

 

からあげ棒(竜田揚げ)。185kcal。税込123円。

 

【試食モニターの感想】

「衣がサクサクで柔らかくて食べやすい! よく言えばジューシーだけど、油っぽいとも言えるなぁ」

「やっぱり味はから揚げとは少し違いますね。肉がほとんどなくて、おいしい衣を食べているような感じ」

「スナック感覚で食べるにはちょうどいい味付けです! ご飯と一緒に食べるには違和感があるね」

【試食モニターの評価】

ジューシー感(肉汁) 3

衣のサクサク感 4

ホンモノ感(肉質) 1

やはり、「から揚げ」としてこの商品を試食してしまうと意見は分かれました。ローソンの「からあげクン」と同様に、「から揚げ棒」という独立した食べ物としてゴーイングマイウェイを貫いていただきたいものです!

そしていよいよ、試食する から揚げはラストとなりました。大トリを飾るのは、同じくセブン-イレブンの「若鶏のからあげ」「若鶏の塩からあげ」です!

若鶏のからあげ。77kcal。税込45円(1個売)。

 

若鶏の塩からあげ。77kcal。税込50円(1個売)。

 

今回、試食したから揚げの中で、最もモニターから好意的なコメントが出たのがこちらの商品。肉汁、衣の軽さ、肉質と全体的にバランスがよく、お酒にもご飯にも合う味付けには文句なしの高評価が付きました。

【試食モニターの感想】

「肉の味もしっかりと感じられる味付けです! ビール飲みてー!」

「ベースの味がしっかりと付いていて、呑んべえ好みのから揚げですね」

「しょうがの味が効いていて、ご飯のおかずにちょうどいい!」

【試食モニターの評価】

ジューシー感(肉汁) 4

衣のサクサク感 4

ホンモノ感(肉質) 4

普段、何気なく食べているコンビニのから揚げも、ズラリと並べて食べ比べてみると下味の付け方から衣と肉のバランスまで千差万別であることがわかります。小腹が空いたときにつまむのであれば油が少なく、味のバリエーションを楽しめる「からあげクン」、晩酌のお供にするのであれば「ファミから」や「若鶏のからあげ」といった具合に買い分けてみるのもオススメです。

コンビニのから揚げなんて邪道! と食わず嫌いをしている方も、騙されたと思って一度食べてみてください。味や食感のクオリティーに驚かされることでしょう。

株式会社エディトル所属。IT系雑誌やムックの編集業のほか、コミック、文芸、お笑い、ライフハックなど多分野の記事を執筆。絵が描けないくせにイラストのディレクションに手を出し始めた今日この頃、この仕事はなんでもありなんじゃないかと思い始めている。

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