1月27日にリリースされた『NEVER SAY NEVER』も好調なJin-Machine。今回は破壊(Vo)のあっつtheデストロイさんのパーソナルロングインタビューです。
――去年から今年にかけてJin-Machineのメンバーに順番にパーソナルインタビューにお答えしてもらっているわけで。今回はあっつさんです。あっつさんはシーンの中でもかなり異彩を放っている存在だと思うんです。
あっつ:まぁそうですね(笑)。
――そもそもツインボーカル編成のバンドが少ない中で、なぜJin-Machineに入るときに、デスボ担当というか「破壊」担当になったんでしょうか。
あっつ:元々、Jin-Machineに入る前に、仙台で先輩のバンドのローディー兼コーラスみたいなことをやってたんですよ。その時はヴィジュアル系じゃなかったんですけど、元々メタル好きだったんで、先輩に「掛け声をデス声でやって」みたいに言われて始めたんです。
そのバンドのライブにたまたま見に来てたfeaturing16さんと当時のJin-Machineのメンバーが「面白いからちょっと手伝ってくれない?」と声をかけてきたのがきっかけですね。
そこからサポートみたいな感じで入って…とはいえ、そのときのJin-Machineは、ただ単に「面白ければなんでもいい」みたいな感じだったんで。で、気づいたら、そのまま…みたいな(笑)。
――その頃はJin-Machineもバンドとしてまだ固まってなく。
あっつ:バンドはぐっちゃぐちゃでしたね。音楽以前に時間守らないわ…。
――そのレベルからですか(苦笑)。
あっつ:さっき言ってた先輩のバンドとはまた別のバンドで当時のJin-Machineと対バンしたこともあるんですけど「なんか、ウザいな」っていう印象でしたね(笑)。
――水月さんとまったく同じことおっしゃってますね。
あっつ:はい。全く同じです(笑)。「何やってんだこいつら」みたいな。まぁバンドはともかくメンバーは知ってる人や友達が居るから、まぁいっかなー?ぐらいな感じでした。
――でもそんな、最悪なバンドにどうして入ろうって思ったんですか? しかも楽器パートで入るならまだしも、元々ボーカルのいるバンドに…。
あっつ:なんか、回数を重ねてくうちに…。あ! 思い出した! 決め手はNHKさんのオーディション番組です。仙台NHKの「伊達者闘技場」で、たしか2回目に出場したときに、グランプリ取って、「MUSIC JAPAN」に出ることなったりとかして。
――ほかにも11年のV-ROCK FESにもオーディション枠で出ていましたね。
あっつ:おかげさまでオーディション受けはよかったです(笑)。
そうやっていくうちに、バンドにおける自分のポジションがだんだんと確立して…。それで抜けるに抜けられないみたいな状況になっちゃって。
それで、先輩のバンドとかにも「なんかお前もうバンド十分できてるから、そっち(Jin-Machine)の方に行ったらいいわ」ってことで、卒業したんですよね。
――そういえばTЯicKYさんのライブでゲストギターとして参加もされてますし、そういう「ギター弾きたい」欲はないでんすか?
あっつ:元々はギタリストなんですけどね、今は逆に練習してないし(Jin-Machineでは)ギターはいいかなって思います。
――最初はギターからなんですね。
あっつ:そうっすね高校生のときにギター始めてて。
――ちなみに、憧れのギタリストはいらっしゃるんですか。
あっつ:憧れは沢山います(笑)でも当時は特に誰に憧れてというわけではなく。「友達もやっててやってみようかなー」と、地元の楽器屋さんに行ったら店員さんと仲良くなって、そのままその人のバンドを手伝うようになって。それがさっき言った「先輩のバンド」です。