NHKの放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」の試写会および会見が24日、東京都内で行われ、出演者の綾瀬はるか、小林颯、高島礼子ほかが出席した。
このドラマは、世界中で愛される日本発のファンタジー大作「精霊の守り人」シリーズを4K実写ドラマとして3年間にわたって放送する。短槍(たんそう)使いの女用心棒・バルサを演じる綾瀬は「朝から夜までアクションシーンをまとめて撮るので、夏の部活の合宿のようでした。本当に、帰ってバタンと倒れて寝る、みたいな生活」と過酷な撮影を明かした。
水の精霊の卵を宿した新ヨゴ国の幼き第二王子・チャグム役の小林は、撮影時から身長などが急激に成長しているようで「自分の中ではまだまだだなという気はするのですが、皆さんの力があるからこそできていると思います。これからもどんどん進化していくと思うので、(映画を)見て感想を聞かせてください」としっかりあいさつした。
呪術師・トロガイを演じる高島は「フル特殊メイクでやらせていただいて、当初は約5時間かかっていました。トータル25回くらいスタンバイして、皆さんも慣れてきてやっと3時間ちょっとくらいの支度時間になった」と苦労を明かしつつ、完成した1話を見て「壮大な景色、映像のきれいさに鳥肌が立つくらいの感動を覚えました」と思いを語った。
人気のファンタジー作品を演じるプレッシャーについて問われた綾瀬は「アクションはちゃんとできなければいけないと(原作者の)上橋(菜穂子)さんからも言われていたので、もっともっと頑張りたいと思います。努力した点の一つです」と語り、クランクインしてすぐのアクションシーンでは「固まっていたはずの足場が乾いて砂浜みたいになっていて、1日目から心が折れそうになりました。筋トレしていたのに次の日歩けないくらいで…」と振り返った。
そんな綾瀬の奮闘ぶりには高島も「はるかちゃんの立ち回りを見て、今のアクションはレベルが高いと思いました。ワンカットを取るのに10回20回じゃ済まないほど練習していました」と絶賛していた。
ドラマのシーズン1は総合テレビで3月19日午後9時から毎週土曜オンエア(全4回)。