銀座のクラブはプライドの高い男性に遭遇する率が高い場所です。

プライドが高いのは悪いことではありませんが、プライドの高い男性とのお付き合いは、なかなか厄介。

プライドが満たされなければ不機嫌になったり、プライドが傷つくと、ものすごーくヘコんでしまったり。ちょっと付き合いにくそうです。

そこで今回は、筆者が銀座のクラブで出会った男性たちとのエピソードをご紹介しながら、プライド高い系男子の見分け方をご紹介します。

「プライド高い系男子」の見分け方!

「俺も、やろうと思えばできる」

“成功した男の証”といえば、フェラーリではないでしょうか? みなさんも、街中でフェラーリを見かけたら「超高級品」「贅沢」「お金持ち」「成功者」をイメージしませんか? ちなみに、一台のお値段は1500万円以上はするとか……。

筆者が銀座ホステス現役時代、あるお客様とランチの約束をし、車で迎えに来ていただくことがありました。お客様の車はメルセデスベンツ。車に乗り、レストランに向かう途中、信号待ちで停車すると、隣に真っ赤なフェラーリが並んで止まりました。

真っ赤でピカピカ。存在感がハンパないフェラーリです。横断歩道を渡る人たちの視線を集めています。

どんな人が運転しているのか見たくなる気持ちもわかります。フェラーリを運転する気持ちよさは、こんな風に注目される部分にあるのかも、なんて筆者は思っていました。

信号が青に変わり、エンジン音を轟かせて、フェラーリは颯爽と走り去って行きました。が、フェラーリが歩行者に注目されている様子を見ていたお客様は、なんとも不満気。そして一言。

「俺も、フェラーリ買おうと思えば買えるけど。近所の目があるから買わない」と。

「えーーっ? 何ですかその対抗心?」と吹き出しそうになりました。

「俺も買おうと思えば……」という言葉には、他の男性に負けたくないという対抗心が表れています。プライドが高いが故の負け惜しみですね。

「俺が持っている物の方がランクが上」

数年前に「ジェット機も購入できるカードがある」と、アメリカンエキスプレスのブラックカードの存在が話題になったことがありました。話題になる随分前からブラックカードを所有していたというお客様は、

「ブラックカードにはさらにランクがあって、“チタン製”のカードの方が、プラスチック製のカードよりもランンクが上。俺はチタン製を持っている」

と、とても自慢気でした。プライドの高い男性にとっては、自分の持っている物が上のランクであることを示すのは重要なこと。そうすることでプライドが保てるからです。

チタン製、プラスチック製、どちらにしても年会費が30万を超えるカードです。チタンでもプラスチックでも、どちらでもいいのでは……と思ってしまいますが。

持ち物の値段やレベルで対抗しようとする男性は、プライド高い系男子の可能性が高いので要注意です。