肩書き自慢

会話の間に、ちょこちょこ「運転手さんに送り迎えしてもらって慶応幼稚舎」「海外出張が多くて。三井物産だから……」などと、出身や所属を挟む男性がいます。

このタイプの男性は「すごーい」「優秀なんですね」など、プライドを満たす反応を期待していていることも。

そして、肩書きを賞賛されて満足そうな顔をする男性は、プライド高い系男子の可能性ありです!

逆に、出身大学(出身高校)は絶対に教えないという人もいますが、こちらもプライドが高く、見下されるのが嫌だから出身を明かさないという可能性があります。

また、自分の会社や職業などを卑下する人も、実はプライドが高いからかもしれません。どちらにしても、出身校や会社名などに強くこだわる男性はプライドが高い可能性があります。

俺だけが特別

銀座のクラブでは、仕事が上手くいったときや、創業◯◯周年などおめでたい出来事があると、シャンパンやワインをポンポンと開けるお客様がいます。

お店としては、そういうお客様にはホステスさんをたくさん座らせ(売上アップのため、お酒をはやく減らす人海戦術!)、ママが直々に席についたりします。

こういったお祝いの席は、当然、賑やかになってしまうもの。すると、そんな派手な様子を見ていた別のお客様が不機嫌になって帰るということが起きるのです。

あからさまに怒鳴ったりされることはありませんが、内心では「俺が一番特別な客じゃないのか」とご立腹しているのです。

プライドが高い男性は、“俺だけ特別な扱い”をされないと、プライドが傷つくというわけです。

こういった難しいプライドを持ったお客様がいる一方で、何十年も銀座で飲んでいる昔からのお客様は「景気がいいね。銀座はこうでなくちゃ」と嬉しそうにされます。

こんなエピソードを見ると、プライドって何だろうと思ってしまいますね。

いかがでしたか? プライドの高い男性も、決して悪い人ではありません。ご紹介したエピソードを参考に、プライド高い系男子とも、上手にお付き合いしてみてください。

大学院卒業後、銀座のクラブホステスになるという異色の経歴の持ち主。「銀ホスライター」として、老舗クラブで磨いたコミュニケーション術&営業テクニックを、悩めるビジネスパーソンに向けて紹介。恋愛・結婚・出産など、女性にとって身近な問題を研究し「今よりちょっとだけ人生を豊かにする方法」を提案しています。