堂本光一主演のミュージカル「Endless SHOCK」が14日、東京都内の帝国劇場で上演され、夜の部で「SHOCK」シリーズの上演1400回を達成。終演後、堂本は、観客のほか、サプライズで駆けつけた俳優の市村正親から祝福を受けた。
本編終了後に行われたセレモニーで堂本は「何も(心の)用意をしていなかった」と目を丸くさせながら、ライバル役の屋良朝幸、オーナー役の前田美波里ら出演者と共に観客の歓声に応えた。舞台上には、2月公演に出演したジャニーズJr.のユニット「ふぉ~ゆ~」の辰巳雄大と越岡裕貴の姿もあった。
前田は花束と共に「(舞台のテーマでもある)『ショー・マスト・ゴー・オン』の精神を貫き、数々の困難を乗り切って今日を迎えられています。共演者は皆、あなたのことを誇りに思っています」とコメントし、堂本の頬にキスをして祝福した。
「ミス・サイゴン」など、数々の帝国劇場の舞台に出演している市村は「1400回おめでとう!」とハグでたたえ、「ぜひ何か一緒にやらせて。(自分も)出たい」と共演を熱望。堂本は謙遜しながらも「ありがとうございます! 本当に実現させたいです」と笑顔で応えた。
その後、舞台上で行われた囲み取材で、堂本は市村の登場に「びっくりした。別の作品で共演できたらすてきじゃないですか? 僕も期待して待っています」と語り、31日まで行われる本公演については「今のところ大きなアクシデントはない。すごく大事なシーンでくしゃみをしたくなったりとかいろいろあるけど、毎日そういうこととの勝負です」とちゃめっ気たっぷりにコメント。
また「どんなことがあっても、カンパニーの全員がこのステージを支えてくれる形ができている。本当に心強いです」と舞台を支える全ての人たちに感謝の言葉をささげた。
「『SHOCK』は今の自分の全てをささげている舞台」と言い切り、「皆さんからは『次は1500回』などと言っていただけますが僕自身は次があると思ってやっていなくて。今日という日が全てという思いでやらせていただいている。なによりも僕はカンパニーの皆さんのことが大好き。観客の皆さん、カンパニーのみんながいてステージに立てる。その気持ちを乗せて、これからもステージに立たせていただけたらという気持ちでいっぱいです」と熱く語る堂本に、観客、そして共演者からも温かい拍手が送られた。