レノボ・ジャパンは3月24日、秋葉原のオフィスで、レノボのゲーミングPCを使った「第一回レノボ杯争奪!編集部対抗ゲーム大会」を開催した。優勝景品がゲーミングPC「ideacentre Y700」とあって参加メディアは熾烈な戦いを繰り広げた。
レノボのゲーミングPCといえば、2013年12月発売の「Erazer X700」を覚えている人もいるだろう。同社初のゲーミングPCだが、あまり奮わず、コンシューマ製品事業部の藤井 宏明プロダクトマネジャー曰く「黒歴史」だったという。
この2世代目が2015年12月発売の「ideacentre Y700」だ。「Xの次」という意味で「Y」の文字を冠した。2年ぶりにゲーミングPCを発売するにあたり、ゲーミングデバイスメーカーの「Razer」と組んで、コラボモデルを開発。通常の「Y700」はレッドをアクセントカラーに採用しているが、コラボモデルは「Razer」のブランドカラー、グリーンをアクセントにした。
さて、ゲーム大会ではこの「ideacentre Y700」を使って、スクウェア・エニックスの基本プレイ無料のオンラインシューター「フィギュアヘッズ」によるトーナメント戦を実施した。「フィギュアヘッズ」は、ロボットを操り、敵陣営を攻略するストラテジックシューター。自身が操作するロボットのほかに、2機のノンプレイヤーキャラクター(NPC)ロボットがサポートにつき、それぞれに敵機撃破や拠点制圧、防衛といった命令を下すことができる。NPCロボットを活用することで戦略に深みを持たせることができる。通常は5対5でプレイするが、今回は変則的な2対2で対戦した。
トーナメントに参加したメディアは4Gamer、ASCII、ITmedia、PC Watch、ファミ通.com、マイナビニュース、そしてBCNランキングの7メディア。これにレノボの有志が加わり、8チームでの対戦となった。
BCNランキングでは、「ゲーム好き」を自称する二人の社員を戦線に送り込んだ。「親善試合みたいなもの」と油断した二人は、「フィギュアヘッズ」に一度も触っていない状態で試合に参加。10分の試合時間のうち、操作にやっと慣れてきた残り2分のところで2機とも討たれた。結果、リスボーン待ちの間に拠点を制圧され、惨敗。とはいえ、初プレイでここまで粘れればいい方だろうか。
トーナメントの第2戦になると、NPCロボットを有効に活用できるかが勝敗を分けた。NPCロボットは倒されてもダメージにならないが、プレーヤーのロボットは倒されるとリスボーンとなる上、40秒のペナルティがつく。2対2なので、1機沈むとそのダメージは大きい。そのため、例えばNPCロボットを前衛とし、盾にしながら進めるなどの戦略が有効そうだ。
決勝まで勝ち残ったのはASCIIと、BCNランキングを倒して駒を進めたPC Watchだ。両メディアともNPCロボットをうまく使い、さらに見事な連携を見せながら攻防戦を繰り広げた。結果、ASCIIが「第1回レノボ杯」の優勝を勝ち取った。
初戦敗退となったBCNランキングだが、パフォーマンス賞として「YOGA Tab 3 Pro 10」を頂いた。参加した二人は、「第2回があったら必ず優勝」とリベンジを誓った。(BCN・山下彰子)