2020年から、プログラミング教育が、英語と並んで小学校教育で必修化されます。
早いうちからスクールに通わせたりして対策を講じているご家庭もあるかもしれませんが、まだ「プログラミング教育ってなに?」状態の人も多いかもしれませんね。
そこで、『60分でわかる! プログラミング教育最前線』を参考に、プログラミング教育にとはなにか、親は何を準備すればいいのか、といった観点から探っていきたいと思います!
プログラミング教育の誤解
筆者も勘違いしていたのですが、プログラミング教育が導入されること=プログラミングという科目が必修化されること、ではありません。まず、このことに驚く人もいるかもしれませんね。
具体的には、算数や理科など、科目の授業内でプログラミングを用いた学習活動をすることになりますが、学校によって、その中身やレベルは異なります。
実は、学校がプログラミング教育を導入するのは、プログラミングスキルそのものを身に付けさせることではないのです。
では、どんな理由でプログラミング教育は導入されるのでしょうか。
プログラミング教育導入の背景
プログラミング教育が小学校に導入されることになった背景には、もちろん、情報化社会の発展や、それに伴う人々の生活や仕事の変化があります。
ですが、日本の労働市場において、情報通信技術(ICT)スキルそのものを持つ人材は不足しています。また、仕事以外でも、生活面でもそういったスキルは当たり前に必要になっていくでしょう。
こうしたスキル、またスキル以前の素養を身につけるために、早い段階からプログラミング教育を受けることが必要だという意見が、プログラミング教育に関する有識者会議の場で多く出ました。
さらに、すでに諸外国ではプログラミング教育を導入している国が少なくないこともあり、日本でも小学校教育から導入されることになったのです。
そもそもプログラミングってなに?
プログラミングとは、ざっくり言って、コンピュータを動かすための指示書「プログラム」を書くことです。プログラムは、コンピュータにわかる言葉と言い方で書かれていないと、コンピュータには伝わりません。
子どもに宿題をさせたいと思ってガミガミ言っても、まったく聞く耳持たずで効果がない時は、プログラミングが間違っているのかもしれませんね?!
いきなりとっぴなたとえを出しましたが、プログラミング教育で身に付く力には、論理的思考力、問題解決力、コミュニケーション力などがあるということですから、親子ともどもプログラミングを学べば、子どもへの対応も変わってくるかもしれませんよ。